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2014年11月の記事一覧
さらっと読める300字小説#8 (note甲子園終了記念。ロイヤルランブル参加作品)
「孤島にて」怖くてたまらない。
俺はただ一人、置き去りにされちまった。いったいどうしてこんなことになったんだ。
時間とともに恐怖は大きくなっていく。ここは無人島だ。おまけに水も食料もない。船を降りたわずかな間に、身一つで取り残されてしまったんだ。
次に怒りがわいてきた。俺を置き去りにした船の連中に対する怒りだ。なんてろくでなしだ、血も涙もない連中だ!
俺は全身を駆け巡る怒りのままに、罵詈雑言を叫