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「声優夫婦の甘くない生活」を観ました

映画鑑賞備忘録です。

2021年1本目は「声優夫婦の甘くない生活」。

2020年末に公開された映画ですが、今年に入って観たので1本目です。

今までイスラエル産の映画は観たことなかったのですが、あらすじが面白そうだったので観てみました。

舞台は湾岸戦争間際の1990年、ソ連から移民としてイスラエルにやってきた吹き替え声優夫婦のヴィクトルとラヤは、新たな土地での生活に期待を膨らませますが、声優としての仕事が無く、職探しに奔走する羽目に。そこで、ラヤはヴィクトルに内緒で秘密の仕事をはじめます。

その仕事がいわゆる"テレクラ"なのが、この映画の”引き”ですかね。収入の良さから夫に内緒で秘密の仕事をする60過ぎのおばあちゃんというのはなかなかインパクトがありますね。

ちょっと笑ってしまうような切ないようなラヤの浮気な恋心や、長年連れ添った夫婦ならではの軋轢、そして不器用ながらも確かなヴィクトルの愛情と、なかなか年季の入ったラブロマンスを楽しめる作品でした。

映画の吹き替え声優を題材にしている作品だけあって、過去の名作映画へのオマージュも多いみたいですね。私はタイトルが「甘い生活」を基にしているだろうということくらいしかわかりませんでしたが……。不勉強で恐縮です。

というわけで、今年1本目でした。普段観ない類の映画もいざ観るとしっかり楽しめるものですね。2021年はこれまで以上に好き嫌いをせずに、面白そうだと思った映画は片っ端から観ていこうと思います。

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等身大リラックマをいつか購入したいです。