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「MEN 同じ顔の男たち」

映画鑑賞備忘録です。

2022年34本目は「MEN 同じ顔の男たち」。

夫の死を目前で目撃してしまったハーパーが、傷心旅行のため訪れたイギリスの田舎街で体験した奇妙な一夜の出来事を描いたホラー映画。

なかなか一筋縄ではいかない作品でしたね。夢と現実がない交ぜになったような不条理な光景が繰り広げられる中、ハーパーの過去と現在のストーリーが展開していくので、ボーっと観ていると終わった後に「つまり、どういうこと……?」とクエスチョンマークが浮かんでしまうかもしれません。やや難解な雰囲気はありますが、それがシュールで面白いんじゃないかなと思います。屋外堂々徘徊全裸男や主人公を襲う”同じ顔の男”のような怪異と主人公の死闘(?)をぜひ見届けましょう。

ホラーとしては、ジャンプスケアもありつつ、精神的にじわじわと迫るような不快感ある映像はユニークでした。嫌なシーンはしっかり嫌に作られていて、そこはR15+だなという感じ。特にクライマックスのシーンは衝撃的で、この作品を怪作たらしめています。私がいつかこの映画のストーリーとか全部忘れたとき、そのシーンだけは多分断片的にでも覚えてそうな予感。

あと、ロケーションがすごく良いですね。舞台となった田舎町の自然の豊かさ。夜のシーンでの星空はやけに美しく、それがかえって不気味で印象的でした。

(2022年12月中旬に鑑賞)

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等身大リラックマをいつか購入したいです。