映画鑑賞備忘録です。

2023年7本目は「逆転のトライアングル」。

本筋はタイトル通りで分かりやすい内容でした。セレブやインフルエンサーを乗せた豪華客船が難破し、生き残った乗客たちが流れ着いた無人島で思わぬ逆転現象が起きる、というあらすじです。

現代社会を皮肉ったブラックコメディーなわけですが、これが私にとっては久々に信じられないくらい肌に合わない作品でした。逆転までが冗長でしかもめちゃくちゃ汚い。ほんと全然逆転しないんですよ。豪華客船に乗るまでと乗ってからの金持ち達の嫌な部分を見せつけるパートが退屈なうえに、吐瀉物やら排泄物やらにまみれた画面がなかなかキツく……。今の社会構造はクソってこと？それにしてもちょっとね。

逆転後は逆転後でうっすら嫌な気持ちにさせられます。ヒエラルキーの頂点に立った清掃係のおばちゃんが嫌な奴なんですよね。人間は愚かだ……。

ちなみに、右斜め前に座っていた男性は、自宅でネトフリ観てんのかいってくらい大声で笑っていたので、合う人は面白いんだと思います。ていうか、もうちょい控えめに楽しんではくれませんか。

(2023年3月上旬に鑑賞)