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日本人と英会話練習をする際に気づいた事。②英語脳の作成手順

※この記事は後半です。先に前半パートを読んでください。

特に始めた頃が一番強いですが、老若男女問わず、英語を使うとアレクサやSiriと喋っているかのように感じます。

①では、中学英語止まりでも、TOEICで高得点をたたき出している人でも概ね変わらず、英語を使うとアレクサやSiriと喋っているかのようになってしまうという話をしました。

原因は、知識、経験、磨かれたセンス、価値観、トラウマ、教養、保護者、周りの環境、問題意識など、今のあなたを形作るものと、【日本語】は密接に繋がっています。

でも、【英語】とは繋がっていない状況。
この状況のまま英語の文法などの知識だけを増やしていっても、

自分が話しているけど、自分じゃない現象は続いてしまいます。

英語圏内での脳内制作ができてないから、英会話でどっと疲れる。

という訳で、ブルジュハリファの様に、立派な脳内作成図の作り方を見ていきましょう!!


英語脳が出来上がっていないということは、頭の中が英語になっていない状況。

ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、人は1日に最大3万5,000回の決断をしているそう。物凄い数です。

つまり、あなたの頭の中の声、心の声は常にフル稼働しています。

現状では、もちろん頭と心の声は全部日本語ですよね。

この、物事の認識→思考→決断→頭・心の声に出すという一連の流れを全部英語にするということです。

「Hello!」とか「Thank you!」は誰しもが反射的に、英語を英語のまま声に出せますよね。あの感覚で出でくる言葉を、徐々に増やしていく感じです。


うる覚えの日本語達


日本語でも、知識はあるけど自分のモノにはしていないこともあると思います。

例えば、「イワシ」や「バラ」。
漢字で書いてみて下さいと言われて、パッっと書けますでしょうか?

ぼんやりとは分かるけど、という人が多いかと思います。

「鰯」と「薔薇」。漢字で見たら読める。ああそうだそうだ!となる。

日本語の場合、知識はあるけど自分のモノにしていないパターンは極まれですが、英語になったら話は変わる。

皆さん英単語や文法の知識は、学生時代を通して、既にある程度はあるんです。でもモノにはできていないですよね。

普段の生活で「鰯」と「薔薇」と関わる仕事をしていたりしてたら、絶対にこれらの漢字は間違えない。自分のモノにできている。

知識としてあるものと、本当に使えるモノの差は、

あなたを形作る部分と結びついているかどうかです。繋がりがあるかどうか。

繰り返しになりますが、あなたを形作るものとは、知識、経験、磨かれたセンス、価値観、トラウマ、教養、周りの環境、問題意識など、産まれてこの方の経験全てのことです。

僕の学生時代の数学の先生に、いつも口酸っぱく言われ続けたことがあります。

【分かる】【できる】は全く違うと。

数式の理解はできても、実際問題を解いてみようとすると、正解にたどり着けない。繰り返し実践して初めて、知識としての【分かる】から実際に使える【できる】にステップアップできるんだと。

英語脳も完璧に当てはまりますね。

知識はゴールではなかった。あくまで中間地点でしかなかった。

そこから、あなたを形作る部分と繋げていく作業が必用です。

英会話に必要な最低限の知識はもう既に皆さんあるはずです。
学校で習ってきたものがある。中間地点までは来れてる。

とりまトライ

【とりま】の意味分かります?
若者言葉なのか?それとも既に若者言葉でもないのか?

とりあえずまぁ、の略語ですが、同じ日本語でも世代によって普及率が大分変ってくる気がします。

はい。

だからなんやねん。

何が言いたかったかというと、あなたを形作る物事は十人十色なので、日本語圏の脳内も、使う日本語は人それぞれなのです。イワシやバラがいい例のように。

英語も同じで、今から英語圏の脳を作っていくにあたり、使っていく英語も人それぞれになります。

具体的に、どうやってあなたを形作るモノと英語を続いていくか。
①でも紹介した書籍の白川先生は、

STEP1として、脳内に、まずは自分の私物を英語でなんというか叩き込め!と仰っています。

確かに!

私物もまさしくあなたを形作るモノの重要なパートです。

脳科学的にも、自分自身のもの、こと、感情に関連が深いほど覚えていると実証されていますしね。

※↓↓一応また貼っときます。↓↓

部屋のあるゆる箇所に、なるべく細かく、付箋に英語でなんというかを書いてペタペタ貼っていくと。(笑)

それか、スマホで写真をとって加工するか。
前者の方が効果的でしょうが、後者の方はやりやすい。

既に知識だけとしては知っているものもある。知らないものは、自分で調べるから覚えやすい。

このように、脳内で、あなたの私物が、英語として認識すること。これが大事なことですね。

実におもしろい。

昔ハマってたドラマ

因みに僕がオススメなのは、

あなたが今一番好きな事、ハマっている事と英語をリンクさせることです。

僕の経験上、他言語習得を成功させる人は、とっかかりで自分が一番の熱量のあることから進めていくパターンが多いです。

とりあえず外人の金髪お姉さんと何が何でも仲良くなりたいと思う人は、ものの一瞬でナンパと恋愛の英語をモノにしていました。

ワンピースやドラゴンボールが大好きな中国人の友達は、最初は
「かめはめ波!」という日本語だけは完璧に習得していましたが、大好きなシーンや名言、セリフの言葉から徐々に派生していって、というパターンもあります。

今の例は自分を形作るモノの日本語化作業ですが、もちろん英語の場合も一緒です。

大好きなアーティストの英語の翻訳字幕、大好きなゲームの海外のゲーム実況者の動画など、参考にできるものを見つけてくるのもありです。

まずは、あなたを形作るモノと英語をじゃんじゃん繋げていってください。

やっていく内に楽しくなってきます。

さっきの友達の話。

聞いておくれよ!今までよく分かってなかったけど、

ルフィの言う 「バカかてめえ」
フランキーの言う 「バッキャロウ!」
ナミの言う 「ばかねぇあんたたち」

色んな言い回しとか、その裏に隠された真意とか!

英語で「stupid」は使い方は限られているけど、日本語の会話ではバリエーション豊かなんだね!違いを見つけるのはなんだか楽しい!

と、キラキラしてたあの目。

そう。このプロセスでは、文化の違いにも触れられます。

英語脳を作るのは、日本語脳とは別の英語圏の文化/世界を認識することです。ギャップを認識する。

日本語圏にはない、新たな英語圏の脳内を作っていくのにはめちゃ有意義でしょう。

感情も英語化



あなたな私物、好きの英語化をやっていって、単語レベルで

知識としての単語→本当に使える単語

にレベルアップしていきます。

着々と脳内建設が進んでいますね。

次のステップに進めます。

先程も言いましたが、

脳科学的にも、自分自身のものこと感情に関連が深いほど覚えていると実証されています。

STEP1ではものとことだけでしたが、ここでさらに自分の感情も加えていきます。

自分の財布
→何度無くしかけて焦ったことか。

好きな漫画の一コマ
→たまに思い出し笑いしてしまう

好きな映画のワンシーン
→感動した。(なるべく細かに)

好きな音楽の歌詞
→元カレとの思い出と重なってなんだかエモい。

これらの感情を英語で。
貼り付けた付箋の下にでも。

自分自身と英語を繋げていくイメージで。他人の意見、レビューではなくて、自分の感情表現。ここが大事です。

単語一つ一つから、少しづつ単語のかたまり、フレーズへとステップアップ。




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