失われ「かけた」伝統工芸
もう誰にも作れない。作り方がわからない。そんな伝統工芸品、実はたくさんあります。私の作っている竹工芸品もそのひとつです。
正確には、「でした」。
今回は私の関わっている伝統工芸品と活動について少しだけご紹介します。
京都のある神社に伝わったもので、年に一度八朔の日(8月1日)に、朝廷に献上されてきた竹籠です。
秋の虫をとってきて音を楽しんだり、軒先に吊るして目で楽しんだりしていました。
関連文書によれば、最低でも室町時代にまで遡る、非常に古い工芸品です。
明治維新による社