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遊牧みんみん

あまりにも自宅だと集中できないので、オフィスを2件契約しました。まだ少し気が早いかもしれませんが、疫病の下で控えていた移動も、これ以上薄まった時間を過ごすのもあかんと、課金して時間という寿命が延ばせるならば、金で命を買えるならばとえいやっと勢いついてしまいました。

あれだけ三浦推しの横浜嫌いだったのに、今絵は横浜、三浦のちょっとした距離を移動する日々です。毎日通勤電車に乗っている方には申し訳ないのですが、早朝に出かけて昼下がりに戻ってくるガラガラの電車というのはいいですね。のんびり眺める車窓からの景色を見るともなく眺めているのも楽しいものです。端と端を結ぶ京急横浜と相鉄横浜を毎日テクテク歩く。なかなかの距離で普通に生活していても1万歩を切る日はめったにありません。これも、毎朝ダッシュで駆け抜けている人にはちょっと申し訳ないところですが、ゆっくり歩く横浜もなかなか悪くないです。

やはり意思は弱いものです。学生の頃、ひとりで自宅でテスト勉強をして捗った試しはありません。あと一曲聴いたら本気出す、そう言いながらせっかく早起きしても机に向かえたのは23時を過ぎた頃、というのも今となっては笑い話なのでしょうか。

デュアルオフィス生活、これがまた快適で意思の弱い自分にはまわりに稼働している人がいる環境は、いわば正方向の同調圧力が感じられて、今までウンウン唸っていてもさっぱり進まなかったタスクがスルスルと片付いていきます。

2017年から自宅の一室をワーキングスペースにしていましたが、隣に寝室があるというのはどうもいけませんね。はあ、ちょっと疲れた、と休んでそのまま次の日になった事は一度や二度ではありませんでした。なんだこれは、宇宙の法則が乱れているのか?と架空のネオエクスデスを思い浮かべながら、結局減ったのはHPでもなんでもなく、締め切りを落とした事による信頼だったのかもしれません(その節はすいませんでした)。

今まで何度も怨念のように義務教育への恨みつらみを書き散らしてきましたが、そう考えていると学校という同調圧力も学ぶ上では、それはそれで大切なものだったのかも、とコロっと手のひらを返してしまいます。学ぶ上ではとても効率の良い環境なのですが、戦後の日本人ヨロシク、どうでもいいところにまでこだわり尽くしてしまったから、あの監獄のような居心地の悪さができてしまった、と今ではソフトに言い換えておきます。

閑話休題。

カフェをメインに稼働していた事もあるのですが、あれはあれで気を使うもので。たまにならいいのですが、毎日は少ししんどいものもありました。混んできたなー、とか、そろそろ出ないと申し訳ないかな、とか考えながら毎日作業するのは少ししんどいものがあります。鋼のメンタルを持っているのなら関係ないのでしょうが、いかんせん豆腐メンタルのセンチメンタルハートにはハードルが高い生活でした。

そんな感じで「日々移動できる」「歩ける」「場所を変えて気分が切り替わる」という三種の仁義、じゃない神器が揃って最近は少しだけ頭の中がスッキリして過ごせている気がします。

その割には、半年くらい作っている動画が全然進んでいない、というのもありますが。

★noteにまとまる前の思考のかけらはTwitterにあります。


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