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【昭和歌謡が再び流行り出している理由について】

昭和歌謡が再び流行りだしているそうです。人口推移を見れば「確かにそうだな」となるんですが、それだけではない気がします。今回はなぜ昭和歌謡が再び流行りだしているのか考察していきます。

AIがもたらしたこと

ここ1、2年でAIが一気に広まり様々な変化が起こりました。これまで上手な絵は画家さんしか描けなかったのが、ミッドジャーニーなどで、ものの数秒でハイクオリティーな絵を生成できるようになりました。文章もchatGPTでスラスラ書けるようになりました。

あらゆるものがハイクオリティになったことで、クオリティに価値がなくなって来たなぁと思いました。クオリティに価値が無くなったと言うよりは、ハイクオリティだけではダメなんだなと思いました。

カウンターAIという考え方

そこで大事になるのが、「カウンターAI」という考えです。簡単に言うと、「AIでは生成出来ないもの」を指します。先程も言ったように、AIの得意領域はクオリティです。なので極端な話、クオリティの高い物は誰でも作れます。

ですが、唯一AIが作れないものがあります。それが「時間」です。例えば、縄文杉をコピーして完全再現した木を作ったとしても、それは「縄文杉に似た木」であって縄文杉ではありません。なぜなら縄文杉というのは樹齢2,000年に価値があるからです。

ここから分かるように、AIの新時代だからこそAIの対抗手段が必要でそれが「時間=カウンターAI」という訳です。

この「時間」をもう少し具体的にしていくと、僕たちの世界では「時間」の事を「思い出」と言ったりします。

AIが生成出来ないものをいかに組み込むか

話を本題に戻すと、昔の曲が再び流行りだしているというのはまさにこのカウンターAIだなと僕は思いました。

要するに新しい曲の価値よりも「あの時の青春の曲」とか、「思い出の曲」みたいな感じで、その曲を聞くと懐かしさを思い出す曲に価値が出てきていて、それで昔の曲が再び流行りだしていると思いました。

僕は10/12(土)にワンマンライブを行うのですが、80年代、90年代の歌謡曲を中心に歌います。
その理由のひとつにこのカウンターAIという考えがあります。

歌の完成度はもちろん高めつつ、これからは「懐かしさ」も入れたイベントをたくさん実施していきたいと思います。

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