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完全ワイヤレスイヤホンで、青春時代のアニソン熱が蘇る

そろそろポータブルオーディオも・・・ final D8000を中心に、室内据え置きヘッドホン環境の構築が一段落したので、今度はポータブルオーディオの方を整備していこうと思います。 手始めに、スマホで手軽に聴けて便利な完全ワイヤレスイヤホン(TWS)から手を付けてみることに。この計画は先月くらいから思案していて、当時の試聴メモ記事はこちら。 完全ワイヤレスでも音質を追求したくなるのがマニアの性ですが、残念ながらTOP2を以下の理由で除外することに。 Noble Audi

測定値至上主義派の限界

過去記事でAudio Sience Review(以下ASR)フォーラムを取り上げました。 今回の投稿はそこから派生して、私の経験から個別の案件を語る形式となります。 英CHORD DAC3機種のASRレビュー ASRにて相当数のレビュー投稿が蓄積されてきました。私が所有するCHORD QUTESTと、上位機種のHugo TT2、そしてフラッグシップのDAVE。3機種の測定結果が揃いました。 この結果を見て意外に思う方も、いるかもしれません。3機種とも、ここで確認できる

オーディオ製品の価格は10年で体感3倍に

趣味製品の値上げ幅は情け容赦がありません 大量生産・大量消費が前提の生活必需品は、原材料の調達コスト増を発注量の規模の大きさで一定程度均すことが出来ます。しかし中小企業の趣味的な製品は、このような力技が不可能なのでダイレクトに価格へ転嫁されます。このところのオーディオ製品の値上げラッシュは、ちょっと青ざめてくるレベルです。 それどころか、部材調達が困難になり製造を中止してしまう製品が散見される非常事態になりました。すると、現状で調達可能なパーツに変更したついでに全体の設計を

ヒアリングと測定の間

AudioSienceReview の台頭 世界中の様々な製品を測定し、音質について議論するフォーラムがあります。 管理人amirm氏は自ら製品を購入することもあれば、会員から貸出提供してもらって測定することもあるようです。 中国メーカーの躍進 デジタルオーディオの進化に伴い、低価格でも高性能な機器を設計・製造することが可能な時代がやってきました。中国メーカーはこの時流に乗って真面目に研究した結果、測定値の上位はほとんど中国製品が席巻する事態となっています。 しかもそ

「CHORD QUTEST」 USB DAC

小さくても高性能なQUTEST 私のオーディオシステムの音を語る上で最も重要な存在です。 W160 × H42 × D72 mmのコンパクトボディ。5V , 1Aで動作する燃費の良さ。 この小さい筐体からは想像できない程の高音質。優秀な諸特性。 そして何よりも私が惹かれたのは「音色の美しさ」 AudioSienceReviewの記事を読むと、かなり高い評価を得ていることが分かります。最もオーディオにおける音質は、これらの測定で全てが決まるわけではないのですが、ある程度の

True Wireless Earphone (TWS) 総評

ネットで知り合ったお友達にTrue Wireless Earphone (TWS)をプレゼントする下準備として、予算は2万円以下ですが、それ以上の価格帯の製品も適当に試聴してきました。 普通のレビューよりは辛口だと思います。音質を中心に評価し、機能面についてはあまり言及しません。 機種別一言Review 低域用DDと中高域用2BAのハイブリッド。明るく爽やかな音調。 オーディオ的な音作りの方向性は分かりやすく、支持される理由も納得できます。 高域の一部帯域に若干の癖有り。

自分のイメージする音に辿り着いたら

昨日の記事で、大方自分の理想通りの音に辿り着いたので、しばらく数年は構成を変更せずに固定するという宣言をしました。 表題画像は最後の変更点。といっても、下段の配置がちょっと窮屈だったので、前後で横と縦向きに置いただけです。 魅力的なオーディオアクセサリー 新し物好きでついつい色々なものを試してみたくなるのはマニアの性です。世の中にはケーブルやインシュレータ等で音を少し変化させられるアイテムがたくさんあるので、「これを導入したらどうなるのか」という興味は、ある程度のレベル

セパレート&コンパクトシステムの完成

note開設当時に掲載した記事から、また少し構成が変化しました。今回の音は私史上一番の出来で、99%完成したと言って良いでしょう。ここからはしばらくオーディオ弄りは控えようと思います。こういう時、変に脇道に逸れると、過去の経験上ろくなことがないのです。予期せぬ故障がない限り数年は固定するべきと判断しました。 私はサイズが小さくて軽い機器が好きです。大きくて重い機材は、まず買って設置するのが一苦労。15kgだの20kgという重さをオーディオラックに格納し、手元が良く見えない背

自分の感覚を信じて

電源ノイズ回の後編です。 前編はこちら。 今のデスクトップPCがノイズの塊になっていたことを知り、PCレスで運用する方法をまず試してみました。 現在はPCにRoonをインストールしており、iFi ZEN Streamを経由(Roon Bridge)してUSB-DAC(CHORD QUTEST)へ出力するという信号経路です。この現在の構成の音と、ZEN StreamからDLNAの出音を比較します。この時、PCをシャットダウンすると電源ノイズは90mVまで一気に改善しました。P

電源ノイズは知らぬが仏?

PCはノイズの塊だ。オーディオ機器の近くに置いてはいけない。 よく言われることですが、私はつい最近まで全くその実感のないまま、PCオーディオに取り組んでいました。 電源ノイズを測定できる「Line EMI Meter」1万円くらいで買えます。中国製ですが、実はかなり感度が良いそうです。2年前に計測した結果が、見出し画像です。 36mV。ある方はこの数値を見て衝撃的だと。ありえないくらい優秀な低ノイズとの事です。まぁ、この数値は諸条件を整えたベストの状態なので、PCやモニタを

ハイエンドヘッドホンオーディオという魔境

この趣味、スピーカーのハイエンダーより人を選ぶというか、相当特殊な領域なのでは?と最近になって思うようになりました。 まず、スピーカーオーディオのように(聴取位置のスイートスポットはあるにせよ)自由に動き回れません。ここがヘッドホンオーディオスペース、と決めて環境を拵えたら、その椅子に座っていることを強制されるわけです。腰が悪かったり太っている人は大変だろうなぁ・・・私も20代の頃より体重が増えているので、以前よりは同じ姿勢を保つ耐久力が落ちています。 地方の田舎暮らしの

10年前の高揚感は何処へ

はてなブログで運営している「LA SOURCE」と、クロスオーバー方式でnoteのトピックを投稿してみます。具体的に言えば、音質について詳細に記述したブログ記事に対して、今度は視点を変えて自らの内心を見つめ直して浮かんできた言葉をnoteに記していきます。 今回の題材は直近でフジヤエービックにて試聴しましたdCS Bartok DAC+ 正直に言ってしまえば、元々の期待が大きかったのに納得の出来ない部分があり、かなり辛口な評価となりました。デジタルフィルタやアップサンプリン

final D8000 HP Audio System

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