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3月うたの日自選|#短歌

うたの日という短歌投稿サイトに、のすけという筆名でしばらく投稿していました。

先日、自分の過去の作品を振り返ろうと思って自分のページを開いたら、過去1年分のデータがまるまる消えてしまったという事実と向き合うことになりました。

不具合かな、と思いXで確認してわかったのですが、サイトを管理されている方の操作で消えてしまったようでした。

自分が作歌したものをわかりやすく保存しておけばよかった、と思いました。いただいた評を含めて気に入っていたものもあったので少し残念です。

3月分の短歌一覧はサイトから消失してしまったのですが、3月まとめに入れようと思ってnoteに下書きしていた分があり、それを元に記事にしました。

春はなんとなく寂しくて、人生の終わりに思いを馳せてしまいます。


『確』

正確に記念日を記憶するきみへ3回忌からは忘れていいよ

『越』

踏切を越えた向こうにきみがいて名を呼ぶ前にいつも目覚める

『では』

地獄ではみんな等しく裁かれてあなたも僕と同じ目に遭う

『充』

リビングを泳ぐ充電ケーブルの群れそれぞれの巣へと向かって

『桜』

塩漬けにされた花びら手折られてどこまで「桜」でいられるだろう



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