学生の頃は、バリバリ仕事して、一軒家と新車を買って、家族を養っていくのが善良な社会人だと思っていた。

なぜなら、私の両親もそうだったし、周りの友達の親もみんな当たり前のようにそうしていたから。

しかし、自分が社会人になって、その考えは大きく変化した。

例えば、YouTubeにミニマリストとしてのVlogを毎週投稿している「あつしのぶろぐ」のあつしさん。

あつしさんの生活は、家賃3.3万円のアパートに住み、毎日ユニクロの同じ服装、普段の食事は納豆ご飯や豆腐、キムチと非常にシンプルである。

仕事に関しては、去年まではアルバイトを週に2日ほどしていたそうだが、現在はYouTube活動(それも無理なく続けられる週1投稿ペース)だけである。

見る人が見れば、「そんな質素な生活何が楽しいの？」と思うかもしれない。

しかし、ご飯を時間をかけてゆっくり味わったり、毎日たくさん寝たり、大好きなポケモンのゲームで心行くまで遊んだり、天気の良い日にのんびり散歩をする自由気ままな生活は、かなり素敵だ。

あつしさんみたいに労働を必要最低限に抑える人がいる一方で、長時間労働を楽しんでいる人もいる。

例えば、私の元職場の同期。

彼は運悪く入社1年目から激務のプロジェクトに配属となってしまい、新人の頃から月80時間程残業していた。

その後、入社2年目に配属されたプロジェクトも激務で、毎日遅くまで残業する日々が続いている。

しかし、会うとなぜかいつも元気だ。

「今月14連勤したよ〜」と笑いながら話してくる笑

絵に描いたような社畜だが、おそらく彼は働くことが嫌いではないのだろう。

働きたい人はたくさん働き、たくさん寝たい人はたくさん寝て、ゲームしたい人はたくさんゲームする。そのくらい人生は、自由なのだと社会人になって知った。

人生は正解のないゲームであり、プレイヤーである自分自身をいかに楽しませられるかが重要なのだ。