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限りあるものは美しいのか。

限りがあるから美しい。
よく耳にするこの言葉。
先日、買い物ついでにGR IIIxを持ち出したら、横道に逸れたところに、(たざん)サザンカがありました。
下にはたくさんの落ちた花たち。

サザンカ

この光景を見て、儚いな、美しいなと感じ、シャッターを切りました。
しかし、その次の瞬間、なぜこの光景を見て儚い、美しいと感じたのだろう…?と疑問が湧きました。

限りあるから美しいのか。
それは人間の生命が限りあるから、そう思いたいだけなのではないだろうか。
そんなことを思ったら何だか少し寂しくなったり。

でも、限りがあるから儚い、美しいと感じられることって素晴らしいことだよなと思ったり。
桜の花もそうですよね。短い期間で美しく咲いて、風や雨で簡単に散って。でも、その散る姿さえも美しいと感じる。

雨の後の地面。桜の花びら。

この詩はあと八十字
人生の価値は、終わり方だろうから

藍二乗 / ヨルシカ

こちらは私の好きな歌詞。
ここに儚さ、美しさが詰まっていると思います。

そんな儚いを写真に写し出したいと思う今日この頃でした。

雪兎

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