見出し画像

天国とは?常夜灯とは?PEOPLE 1『常夜灯』の歌詞の意味、解釈と深掘りまとめ

こんにちは、ゆきふるです。
PEOPLE 1の『常夜灯』、聴いたことはあるでしょうか。

『常夜灯』はPEOPLE 1(ピープルワン、ピポワン、ピポイチ)の2ndデジタルシングルとして2020年7月にリリースされた楽曲です。
私的にこの歌詞には、現代の20代が直面する感情や葛藤が詰まっていると感じられます。

ここでは、その歌詞の深い解釈を探求したいと思います。

PEOPLE 1の『常夜灯』を20代の会社員が解釈!

2019年に結成された正体不明の3ピースバンド、PEOPLE 1。
彼らの楽曲はローファイな作りが魅力的で、歌詞にはどのようにも解釈できる言葉が並んでいます。

私は、なんだか耳に残るし、共感できそう、、、!と思いながらも、深く考えようとすると、
あれ、この言葉、この表現は果たして何を表しているのだろう?」と思うところもありました。

そこで、今回は20代の会社員である私の目線で、PEOPLE 1の楽曲を深掘りしていきたいと思います。
今回は、『常夜灯』について考えてみました。
『常夜灯』ももちろん先程言った、複数の解釈をし得る楽曲一つだと思います。
多くのリスナーがそれぞれの解釈で楽しんでいることでしょう。

  1. 全歌詞の意味を解説

  2. 特徴的な表現の意味を整理

  3. 20代としての共感ポイント

  4. 最後にまとめ

の順に解説していきたいと思います。
それでは早速参りましょう。
※あくまで私個人の解釈となります。

◽︎◽︎◽︎

『常夜灯』の全歌詞の意味

天国に学校はあるかしら
ふらつく足で見つけたのは
古い映画の悲しい結末 oh oh oh

常夜灯/PEOPLE 1

人は死後も学び続けるのか?という疑問や、天国の存在そのものについての疑問について述べている部分。
私たちは、不安定な状態になったり、迷いながらも何かを探し求め、
時には、過去の出来事や経験が悲しい結果として心に残っているということに気がつくこともある。
それって天国でも同じなのかな?

皆は君の 君は神様のせいにする ah
その神様の歌声は
今じゃよくあるコンビニの放送 oh oh oh

常夜灯/PEOPLE 1

人々は他者や神様を非難することで自らの責任を逃れようとする。
そんな神様のような神聖とされるものも、現代では日常の一部として捉えられている。

みんな優しさを受容して
そっと心に釘を打つの
期待はずれの夜を抜けて oh

常夜灯/PEOPLE 1

人々が他者の優しさや愛を受け入れることの大切さ、
そして一方で、内心の痛みや苦しみを隠して生きる現実。
私たちは、失望や挫折を乗り越えて前に進んでいく。

この世界には 未来がキラキラと
みえる人もいるというの
それならば 食えぬものなど置いていかなくちゃ
例えばこんな胸の常夜燈も

常夜灯/PEOPLE 1

未来に対して夢や希望を見ることができる人と、そうでない人がいる。
心の中の不安や悩みといった、必要のないもの、不要なものについては手放そう。

才能って一体何だろうね
ブランコを漕ぐ ah みたいな日々が
何気なく君に色を差す oh oh oh

常夜灯/PEOPLE 1

人は何をもって「才能」と認識するのか、疑問に思うものである。
日常の繰り返しや、一定のリズムを持った生活、
そんな些細なことが、他者との違いや特徴を生むのかもしれない。

いつか大人になるのならば
忘れたことも思い出そう
そんな努力もしてみよう um um um

常夜灯/PEOPLE 1

大人になる過程で忘れてしまった大切なことを再認識することの大切さ。
そしてそんな自分を成長させるための努力の必要性。

そんな些細な妄想で
胸の爆弾は軽くなるの
先延ばしの朝を迎えて oh

常夜灯/PEOPLE 1

小さな夢や希望を考えることで、心の中の重荷やストレスが軽減される。
未来への期待や不安を持ちながらの新しい一日の始まり。

この世界では 人をだましたり
モノを盗んではいけないというの
それならば 欲しいものなど君にあげるよ
例えばこんな胸の常夜燈も

常夜灯/PEOPLE 1

世の中の不正や欺瞞といった倫理性や道徳性を欠いた行動は良くないことだ。
それならば、自分の欲望よりも他者の幸福を優先しよう。
例えば小さな希望や夢をあげよう。

臆病な自尊心に 匿われて目覚めたのは
あの頃の僕らだ
いつか大人になるのならば
欲しいものなど君にあげるよ
例えばこんな胸の常夜燈も

常夜灯/PEOPLE 1

過去の自分たちは、自分の弱さや不安定さにとらわれていた。
君(現代の若者)もいつか大人になるだろう。
だから、心の中の光や希望を共有したい。

◽︎◽︎◽︎

特徴的な表現の意味

①天国と学校

冒頭の「天国に学校はあるかしら」という歌詞は、死後の世界についての疑問や、現世の学校生活の葛藤を示唆しているのかなと思いました。
学校での生活って、不安や悩みとの葛藤の連続だった気がします。
現世におけるこうした葛藤って、果たして天国でも同じように繰り広げられてるのだろうか?と少し現実離れした世界に思いを馳せることから、この楽曲は始まっている、と解釈しました。

②神様のせいにする

「君」が「悪いのは自分ではなく、神様だ」と主張する部分は、現代の若者が社会や他者との関係で感じる葛藤や、自己の位置づけを問いかけていると解釈しました。
誰しも葛藤の中においては、自分以外の誰かを責めることで自分を守っています。

③常夜灯の意味

タイトルにもなっている「常夜灯」は、夜通し照らす街灯のこと。
この楽曲では、1番においては、人々の心の中の悩みを、
そして2番では、希望を示していると思います。
同じ言葉なのに意味が異なる。
まして、「例えばこんな胸の常夜灯も」とセンテンス丸ごと同じなのに。
この「常夜灯」の表すものの変化がこの歌詞の魅力でもあり、とってもいいなと思いました。

◽︎◽︎◽︎

20代としての共感ポイント

この歌詞は、20代である私にとっても、共感できる部分が非常に多いです。
人々が感じる孤独や迷い、そしてそれと反対の希望や夢を繊細に描写しています。

特に「ブランコを漕ぐみたいな日々」や「才能って一体なんだろね」という部分は、自分の存在意義や価値を問いかける現代の若者の心情を強く反映していると感じます。

◽︎◽︎◽︎

最後に

『常夜灯』は、現代の20代にとって共感するポイントが多い楽曲だと思います。
歌詞の中には、私たちが日常で感じる様々な感情や葛藤が繊細に描かれており、その解釈を深めることで、更に楽曲の魅力を感じることができます。

以上はあくまで私個人の解釈です。
あなたの解釈や感想はどうでしょうか?コメントをいただけたら嬉しいです!

では、また。

『常夜灯』の歌詞について、現代を生きる私たち、という視点でさらに深く考察してみました。
合わせてご一読いただけると嬉しいです。
↓↓↓



今年は本当にお世話になりました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?