花月 雪

✅思ったこと感じたことを自由に発信 ✅山梨県の20代 ✅哲学と文学好き✅自然も音楽も好…

花月 雪

✅思ったこと感じたことを自由に発信 ✅山梨県の20代 ✅哲学と文学好き✅自然も音楽も好き ✅嫌いな物は修学旅行と林間学校と学園祭 ✅現在は福祉関係の仕事に従事 *ご依頼はyukihanatuki980@gmail.comにお問い合わせお願い致します

最近の記事

善か悪か、罪か罰か、二次創作について

1、二次創作とは 「二次創作」、それは元となる物語や作品を一部改変して、新しいクリエーションやコンテンツを生み出すことである。 具体的には映画、アニメ、漫画の原作のファンがそれらの物語に対して新たにストーリを付け加えたり、登場するキャラクターでオリジナルの絵を描いたりする。 それらはファンコミュニティーで絶大な影響力を持ち、二次創作をして表現することがコミュニティーの中のさらに細分化したコミュニティーを形成したりする。 つまり原作をそのまま見たり聞いたりする一次消費か

    • 三島由紀夫はなぜ太宰治が嫌いだったのか?

      三島由紀夫と太宰治 三島由紀夫が太宰治に批判的であったのは有名である。 それを示す具体的なエピソードとして上がるのは、評論家の亀井勝一郎と他の太宰の取り巻き達の出席する会に、三島が足を運び、太宰に「僕は太宰さんの文学は嫌いなんです」と言い放ったことである。 またその時の太宰の反応は、野原一夫『回想 太宰治』に「きらいなら、来なけりゃいいじゃねえか。」吐き捨てるように言って、太宰さんは顔をそむけた。」と書かれている。 一方で三島の『私の遍歴時代』には「そんなことを言った

      • 辰年ということで

        はじめに2024年が幕を開けた。 ガザとウクライナの戦争はまだ続いており、世界は緊張状態が続く。 また本年はアメリカの大統領選挙も控えており、一部の有識者は「トランプ氏が7割の確率で当選する」との見方を示してる。 トランプ氏の大統領在任期間の2017年から2021年の政策を見ると、自由主義的な価値観や多国籍主義を重視するのではなく、自国第一とした保守的な価値観に基づいて政治を進めることは間違いないと思われる。 各国の紛争、不安定な世界情勢、現在はまさに混迷の時代と言

        • 最近なにかと話題のクマについて

          最近なにかと巷を騒がせている存在である「クマ」。 山や森に自分たちの食料が不足しているためか、人間の生活圏内に進入して、ひたすらに餓えを満たそうと市街を駆け回っている。 クマの方も最適な生存戦略を取るなら、人がいない山や森で暮らしている方が良いだろう。 しかし、そこには複雑な要因が絡まっている。 日本政府は戦後の木材不足に対処するために、針葉樹を中心とした「拡大造林計画」を推進した。 この計画は、経済的な観点から、成長が早く木材としての価値が高いスギやヒノキなどの針

        善か悪か、罪か罰か、二次創作について

          名は体をあらわす

          先日ボーっとしながら、地元のニュース番組を見ていた。 そこには額に汗水たらしながら、懸命にドッチボールをしている小学生達がいた。 目には簡単に消し去ることのできない炎を灯している。 そして小さな体からは想像のつかない不撓不屈の精神のようなものを、画面越しからも感じた。 (ちなみに筆者は同じぐらいの年齢の時には炎が完全に消えていた) 「頑張ってるなー」と月並みな感想を抱き、頭の中は別のことを考えていた。 しかし、次の瞬間に私の注意力はこのドッチボールチームの名前にも

          名は体をあらわす

          文学、哲学、教養こそ最強のソリューションである。

          明日には使えなくなるスキルこの時期(毎年4月)になると世の中の「成功者」が新社会人に向けて、助言や激励の言葉を送る。 その中には新社会人の人生の指針になる名言や、これからぶつかるだろう壁を打破するのに役に立つ身に着けるべきスキルなどがある。 大いに参考にするべきである。 そこで今回は成功者でもなんでもない浮浪者である私の毒にも薬にもならない言葉を捧げたいと考えている。 学生時代なにをしていいかわからず、バイトやサークル、ネットフリックスで時間を消費していた人は多いの

          文学、哲学、教養こそ最強のソリューションである。

          偶発性とアルゴリズム

          1,はじめに 現代社会はアルゴリズムや統計の力が人間の上位に存在し、ヒエラルキーの最上層部に存在する。 人々の行動や意思決定は、ますますデータに基づく科学的手法に依存するようになるということは想像に難しくない。 このような状況の中で「偶発性が大切」という意見が一部で聞かれる。 しかし、この意見は単なる反知性主義者の妄言として受け止められることが多い。 それでは実際に偶発性が現代社会においてどのような価値を持つのか、そしてそれがなぜ重要なのか哲学的視点から考察していきた

          偶発性とアルゴリズム

          欠陥と嫉妬

          『世間』は成功者や有名人が没落していくのに悦を見出す。 それこそガーシーが有名人を叩いている間は熱狂的に支持され、瞬時にフォロワーを集めた。 しかしガーシ自身が有名になり、そして議員のような社会的地位が高い階級者になったとたん世間の風向きは真反対へと変わった。 ガーシーが出始めたころは彼の背景が「仲間に裏切られ」「借金があり」といった追い込まれた中年の男性といったものであった。 それは少数派の成功者ではなく、多数派の非成功者で与太郎的であったから彼が暴露し叩くといった

          欠陥と嫉妬

          とある回転寿司の日常

          「今日もシャリさんの上は温かいな。」 サーモン太郎がそう思うとすでにレーンの上に居た。 レーンで回転している時はお客さんの顔が良く見える。美味しそうに食べてもらえるのがボクたちにとってはこの上ない喜びだ。 まず初めに見えるのはカウンター席で1人で座っているお客さん。サーモン太郎が本日1番最初に見たのは黒いハットをかぶった60歳ぐらいの紳士であった。 「この店の甘エビは何回食べても美味しいな。しかしあんまり食べ過ぎるとカミさんとお医者さまに怒られてしまうからね。ほどほど

          とある回転寿司の日常

          ゆとり世代による新「堕落論」

           坂口安吾の「堕落論」を読み終えるやいなや、私は現代社会の変遷と坂口安吾が「堕落論」執筆時点の終戦直後を重ねずにはいられなかった。 戦時中の軍国主義により教育は統率のとれた屈強な軍隊を作り上げるためにあったので、そこには個性など必要はなかった。 軍隊の統率者の意思決定に対して従順に従う兵隊を育てることに注力したのである。 しかしそういった教育によって育てられた若者は終戦したら 今まで信じてきた軍国主義を含めた、貞節、武士道、天皇制か崩壊したのだから、ある種の大きなアイデ

          ゆとり世代による新「堕落論」

          Twitter騒動からわかる大失敗時代

          最近イーロン・マスクの一挙手一投足が世間で注目の的になっている。 そして私もそんな世間を構成している中の一個人である。 また今回は学者でも専門家でも評論家でもない、世捨て人に片足をつっこんでいる 「一個人の私」が最近のTwitterの一連の流れへの個人的な考察をnoteで公開しようと思う。 今回のテーマとしては下記の2点である。 1.レイオフと人材の流動性 2.過程こそ経済を動かす時代 1.レイオフと人材の流動性 まずは1のレイオフと人材の流動性についてだ。

          Twitter騒動からわかる大失敗時代

          ちいかわやメイドアンアビスから考察する現代社会

          1、はじめに イラストレーターであられるナガノさんが描くキャラクター その名前は「ちいかわ」。 最近若い女性を中心に人気を集めている。 かくいう私もその魅力に興味を抱かずにはいられない。 「小さくてかわいいやつ」の略であるちいかわは、Twitterで漫画が連載されています。 今やちいかわのツイートはキン〇アンドプリンスの出演情報に負けるとも劣らない勢いで拡散される。 またここで次に紹介するのは、これも飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を博すアニメ「メイドアンアビス」である

          ちいかわやメイドアンアビスから考察する現代社会

          腹痛(過敏性腸症候群)の治し方

          過敏性腸症候群とは、生まれつき腸に異常がないのにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などを起こすものなのです。 また私たち過敏性腸症候群の人達は、そうじゃない人達に比べ腸が過敏で、不安や緊張といったストレスから、お腹が痛くなる仕組みです。 ストレス社会である現代において、常にストレスにさらされ、腹痛に悩まされたのであれば、生活の質が著しく下がってしまいますよね。 そこで今回は私なりの過敏性腸症候群(IBS)の治し方について発信させていただきます。 ここで解決策と

          腹痛(過敏性腸症候群)の治し方