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え、まだ学校でマンガ読ませてないの?

マンガがこんなに素敵だなんて知らなかった。今更だけど、なんで学校に持って来ちゃダメだったのだろう。

実は21歳を過ぎるまで、まともにマンガを読んだことがなかった。
そして、26歳も後半、ようやくあの名作、『ワンピース』を読み始めたのだ(何を堂々と言っているのか)。

そういうわけで、この記事では26歳にしてマンガの良さに気づいた反省と今後の教育でのマンガ活用について述べていきたい。

マンガを読むはめになったのは部活

その21歳で初めて最初から最後まで読んだ漫画はというと『スラムダンク』である。
大学時代やっていた部活では本気で取り組んでいたので、毎日毎日グラウンドを駆け回っていたのだが、メニューごとに集まって反省する場面で時折先輩が「あの時の魚住の、、」とか言ってセリフが再現されたり、〇〇高校戦の…と例え話に使われたりするが故、「こらマンガ読んどかなヤバいわ。」と焦りに駆られて読んだのを覚えている。


幸い巻数が多くなかったのと、毎日のように体のメンテナンスに通っていた整骨院で読めたので、すぐに読み終わることができた。

スラムダンクは素晴らしい作品だった…。
ここで語るまでもなく、僕のチープな言葉で言うよりもみなさんが何よりご存知かと思う。
よくもまあ、こんな素晴らしい作品をこれまで読まずに生きてきたな、と複雑な気持ちになったことは言うまでもない。後悔である。

これまでどうしてマンガを読まずに育ってしまったのか…

なぜ、今まで読まなかったのだろうか。
小さい頃は本当に物欲がなかった(今は違うがw)。
みんながこぞってお小遣いでマンガを揃えたり、CDをわざわざ買ったり(ツタヤやGEOで90円で借りられるというのに)するのが、僕にはもったいないと思えて仕方なかった。何ともマセた子どもだったかと思うが、何より部屋でマンガ読むよりもゲームするよりも、日が暮れるまで公園で鬼ごっこやらキックベースやらして遊ぶ方が好きだったことは大きな原因の1つかもしれない。

もう一つ、
それは学校で推奨されていなかったから。真面目と素直の塊のような存在だった僕。あのユーモアのカケラもない自分をタイムマシンで戻れるならゲンコツしてやりたいが、学校に持って行こうものなら先生から没収され、理由は「教育に良くはないものだから」、そう言われれば、益々僕が読む理由はなかったのだ。

もっか当時の僕は優等生で、生徒会長、オール5を、とることに躍起になっていたのだから。。
(これはちょっとした栄光であり闇である。また後述できたらいいなと思う。)
僕という存在が先生を怒らせる、他の生徒の秩序を乱すことなど絶対にしてはならないのだ。

いつしかマンガを読むことはあまり良いことではないという刷り込まれ方をしていた。教育の怖さだ。
しまいには親に「少しくらいマンガ読めば?」と言われる始末である。

世界共通言語のしての「マンガ」

こういった硬い思考は高校で一気に崩れるのだが、それはさておき、、
本当に今僕はたくさんの時間があった少年時代にマンガを読んでこなかったことを酷く後悔している。

それは、海外の友人を作ろうと思ったらマンガ、アニメは一定のプロトコルと化しているし、中でもワンピース、ドラゴンボールは基礎の基礎をなし、知っていることが当たり前のように語られる。
これを知らんとは本当に日本人かと、、そこまではないにしろ、圧倒的な興味に対して応えられない悲しみがつきまとう…。

そして、ワンピースに至っては起業家のバイブルとまで言われる名著のようだ。
やっと30巻読んだが、5巻くらい読んだ時点でその所以を感じ取れた。。
もちろん、マンガで語られる世界を全てと勘違いしてしまうのは良くないだろうが、生きていく上で重要な価値観や考え方のエッセンスは多大に散りばめられている気がしている。

結論「マンガって素晴らしい!」

何が言いたいのかというと、
総じてマンガは素晴らしいし、誇るべき文化だという意味がようやくわかりかけている。そして、それを学校に持ち込んではいけないというような風習が今も続いているのだとしたら、それは本当にバカげているな、という感想を強く述べたい、ということだ!

悪いこと、悪いものだと思ってた。マンガ。
全くそんなことないじゃん。
クソおもんない授業の10倍為になるし100倍おもろいやん!!

俺はなんだったんだ。
ルールだけを守る為に生きていた自分がバカバカしい。

そう思うのである。。

マンガはあくまで例えに過ぎないのだが、自由な発想を育む教育現場である学校というコミュニティの中で、命の危険に関わるもの意外のあらゆることを勝手に大人が制限するのは、あまりに恐ろしいことだと思う。

直近最も興味のある分野が「教育」だ。
これは児童教育も、大人の社会教育も含む。どうしたら人が生き生きと、世の中の生産性や幸福度を両立して向上させられるのか、非常に興味がある。

すごく無理くり繋げた話のようだが、少しでも共感が得られたらと思う。

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