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二人の秘密の恋物語 第一話「転校生」

この物語の読み方
―がついてるところは時間、かぎかっこがついてるところは心の中で思っていること、かっこがついてるところは行動(の中にかぎかっこが入っている場合はその行動の音)、※は主にそのキャラクターの説明で読んでください‼
~西東小学校の6年2組の物語~
―2023年9月7日
先生:みなさ~ん!今日は転校生がやってきますよー!
みんな:やったー‼男の子かな?女の子かな?男の子がいい!いやだ!女の子がいい!男の子!女の子!絶対女の子/男の子!
先生:どうぞ!
転校生:(「トコトコ」教室に入る)
転校生:こんにちは!星川 海利です!よろしくね!
みんな:女の子だ!かっわい~い!
先生:みんな仲良くしてあげてね!
みんな:はーい‼
先生:じゃあ、空星さんの隣に座ってね。
星川:はい!
星川:(「ガタッ」席に着く)よろしくね!空星君!
空星:ああ!よろしくな~
女子:いーなー!空星君の隣に座ったよ~!ずるーい!私も隣に座りたかった~!※学校トップの成績で、かっこいいから6年女子に大人気の空星君。
男子:くっそー!空星うらやまし~!俺も星川さんの隣がよかった~!
※星川はかわいくて、後々空星を超えるくらいの成績になるよ!
みんな:(キラキラキラキラキラキラ)
空星、星川:「目線がまぶしい・・・」「そんなに羨ましい?」
―1時間目国語のテスト
先生:星川さん、出来そうですか?
星川:はい。前の学校でも同じ単元を学習してたので。
先生:じゃあ大丈夫そうね。みんなに配りましょう。終わったらてをあげてくださいね。10分以内に終わらせてくださいね。では、名前を書いてください。
みんな:はい。
先生:テスト始め!
―3分後
空星、星川:(「ビシッ」手を挙げる)
先生:空星さんはやっぱりいつも早いわね~。ってあら!星川さんも終わったの⁉すごいわ!
星川:エヘヘ ありがとうございます。
空星:まぁな。これくらい当然だろ。
みんな:エーッ!あの空星と同点⁉※今までテストが終わるスピードで空星に追いついた生徒はいなかっから、みんなびっくりしてるんだよ!
先生:みなさんは静かにテストをしててください!
みんな:はーい「つまんないの」
―2時間目算数
先生:この問題がわかる人はいますか?
星川:(「シュババッ」ノートを書く)はいっ!}10秒間
先生:はい、星川さん。「こんな早くできるわけがないじゃない。どうせ間違いでしょ」
星川:23.593あまり0.0173です。
先生:・・・正解です。「エーッ⁉勘かしら?こんな早くできるわけないもの・・・」(ノートを見に行く)
みんな:どんだけ早いの⁉とうとう空星超えたよ⁉しかも正解⁉
星川:(ノートを見せる)
先生:「うそでしょ⁉本当にきれいに筆算されてる・・・」
星川:先生、どうしましたか?
先生:「ハッ!」いいえ、なんでもないです。「そうだ!自分でなんでこんなにスピードが速いのか聞いてみたほうがいいか。」
先生:星川さん、どうして算数は飛び切り早いんですか?
星川:「うーん。なんでだろう?」あ!分かった!
先生:急にどうしたんですか?何がわかったんですか?
星川:あ、すいません。分かった!っていうのは、どうして算数が飛び切り早いのかです。
先生:「どうしてだろう。昔から算数ばっか特訓されたとかかな?」
星川:私、算数だけは得意で、大好きなんですよ!他の教科は、まあまあなんですけどね!
先生:「得意っていうレベルじゃないと思うけど・・・」
星川:「先生急にこんなこと質問してどうしたんだろう?もとの学校では当たり前のことだったのに・・・」※当たり前←星川だけだけどね。みんなだんだん一緒に過ごしていくうちに当たり前のようになってきたんだよ!空星のように
―休み時間
みんな:(「ザワザワガヤガヤ」星川の席に集まる)
みんな:どこに住んでるの?好きな食べ物は?中学はどこに行くつもり?元の小学校はどこ?友達になろうよ!何座?誕生日はいつ?
星川:まあまあ、休み時間はたっぷりあるんだから、出席番号順に一人ずつ私の席のところに来て、質問とかしてくれればいいよ。
空星:「チッ!今まではみんなが俺の席に来てくれたのに、俺がトップだったのに、星川め!俺の立場を奪いやがって!許さねぇ!まてよ・・・!今俺があいつに話しかけて、いいところを見せればあいつは俺にメロメロ!俺の人気は回復し、俺のファンも増える!さすが俺!すばらしい作戦だ!よし、さっそく実行するぞ!」
空星:おい星川!
星川:なぁに?
空星:「なんていう優しさ!俺がイジワルしようとしたことわかってんのか⁉」
星川:「なんていう威勢、威圧すごい!私はこんなことはできない!」
空星:いや、何でもない
星川:あー、うん。
空星:(自分の席に戻る)
空星、星川:ホッ「よかったぁ~ 緊張で心臓が飛び出るかと思った~」
―学校が終わり睡眠時間
空星、星川:俺/私と両想いだったりしないかな・・・
星川:ないない!あの人はモテモテだから、恋なんて慣れてるから私に恋なんてするわけないよね。
空星:何考えてんだ!俺のバカ!絶対ないこと考えても意味ないだろ!あいつもモテモテだし、その中から選ぶだろ。あー、よりによって話しかけるときの言葉が逆に悪い印象与えたら絶対俺嫌われるじゃん・・・
星川のお母さん:海利!なに独り言行ってるの?もう遅いわよ。早く寝なさい。
星川:・・・はーいお母さん。分かりました~。「もうちょっと空星君のこと考えたかったよー!」
空星のお父さん:海理!いったいなに一人で騒いでるんだ?はぁ。もう遅いんだぞ!早く寝るんだ!
空星:はーい!「チェッ!もうちょっと考えさせろよ‼」
空星、星川:「今一緒に空星君/星川も、私/俺のこと考えてたりしてたらいいのにな。」
―翌朝
空星、星川:結局親に無理やり寝かされた・・・ ハァ
~二人の思いは行違う~

     二人の恋の行方は⁉
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