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【ご報告】多拠点生活をお休みします


僕はこの8月で
家無し多拠点生活が2年半になる。

ホッピングの荷物


月4.4万円で全国住み放題のサービス
ADDrerssを利用し、自分でも2週間後、
どこにいるかわからない暮らし。

いわばアドレスホッパーだ。

【ADDressとは?】
月額4.4万円で全国の契約施設にどこでも住み放題のサービス。電気代やガス料金、水道代、ネット回線料金が含まれており、敷金・礼金・保証金などの初期費用も必要ない。拠点は、東京・大阪・北海道や神奈川県の鎌倉、静岡県南伊豆、鳥取、徳島、大分……と全国各所に240か所以上展開していて、都内に拠点が用意されている。これら各拠点の個室を自由に利用することができる。


この生活をしていると、
毎日が夏休み気分になると年々感じている。

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学校蔵からの風景(新潟県_佐渡島)


昨日は岐阜の恵那A邸(望郷の森)で
数えきれないほどの流れ星をみたり

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望郷の森キャンプ場(岐阜県_恵那市)

先週は長野県白馬村で
地域のおじさんと進めていた
村ガチャをローンチさせ

白馬バレー民と繋がれる村ガチャ

7月前半は、新潟県佐渡島で島キャンプ。

佐渡北部のキャンプ場

数えてみると
ADDressを利用開始した2020年2月から
2022年7月末時点の間で
33都道府県90拠点に滞在していた。

ADDressで滞在した拠点一覧



「家なくて、移動疲れしないの?」


ADDressを利用している会員でも
聞いてくるくらい
僕の暮らしは破天荒だけど、
自分の「やりたい」に向き合い選択しているから
疲れないし、むしろ年々楽しみが増している。

そんな中、この7月をもって
ADDressを休会、多拠点生活を休む。


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コロナや何か悪い病気になったわけでもなく
また、介護や仕事が理由でもない。

2022年に実現したいこととして
あげていた「定住先をもつ」を実現するためだ。

実はこのnoteを書いた後、
定住先の候補を5つまで絞っていた。

【候補地となった場所】
A.小谷・白馬(長野県)
B.塩尻(長野県)
C.三浦(神奈川県)
D.沼津(静岡県)
E.大濠公園・六本松(福岡県福岡市)

そしてここから1つに絞ろうとしたが全く絞れず、
なんなら新潟県佐渡島といったように
新しい定住候補地が出てくる状態。笑

ただ、

「1つに絞って永住を考えるから決まらないのか?」

ここに気づいたことで
1歩進められるようになった。

そして、結果的に

・まずは1~2ヶ月の期間で考える
・定住したい場所がある分だけ腰をおろそう

と考え、長野県塩尻市を最初の拠点に置いた。


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ポイントは3点だった。


Point1:街の勢い

復業でまちづくりに携わる身であり
かつ多拠点生活でこれまで
大小さまざまな街に滞在したけど
塩尻の勢いは長野県内ではもちろんのこと、
全国でもトップクラスだ。


街の動きや勢いは、
役所・市民・首長の3つが
全て揃わないと生まれない。

塩尻という街は、過去に
ナンパ師であり、スーパー公務員と言われた
山田崇さんの存在を皮切りに

民間出身の首長や
行政からの叩き上げ副市長

そして、2拠点居住をする住民や
新しいものに面白おかしく
乗っかる市民の存在がいて
これまで街の活性化が行われてきた。

スピード感もプレーヤーもあって
常に何かしらのプロジェクトが行われている。

僕の関心があること・進めたいことは
必ずと言って良いほど「人」が多く絡むことだ。

なので、誰かの力を借りる場面が非常に多く
一緒に進めたい仲間がすぐに見つけられること
刺激をもらえる場所が重要となるので、
塩尻は魅力的だった。


Point2:「人」「場」の存在

僕が今回、塩尻で住む場所は
塩尻の贄川にある「坂勘」というシェアハウスだ。
ここのメンバーと場の存在も大きい。

10人近くのシェアメイトと
オーナーであるたつみさんの存在が大きい。

出会って2年になるが、初めて会った時からずっと
「にっしー、坂勘住みなよ。」と言ってくれてた。

最初は社交辞令なのかなと思っていたけど
住民でもないのに
坂勘のグループLINEに入れてくれたり
2年間ずっと「で、いつから住むの?」
と言われると本気なんだなと思った。

あと

言っとくけど、
にっしーが来ることは坂勘にはメリットあるけど
にっしーにはメリットないからね。
すべて自分次第だし、自分で考えて決めな。

って、はっきり言うのもすごいなと思う。


立地はというと不便ではある。

塩尻市といっても、中心街からかなり離れるし、
「こんなところによく若者が集まりますね」と
言われるくらいなにもない場所だ。

4月に贄川で開催された御柱祭

そして、「1ヶ月だけ住みます!」と
宣言して来た人が軒並み1年・2年と定住する
アリ地獄みたいな場所だ。笑

それくらい中のメンバーが刺激的で楽しく
地域にも入れる面白い場所だということ。

ADDressと提携していて塩尻A邸でもあるが
ADDressの場合は
1ヶ月に14日間しか滞在できないので、
坂勘と直接契約して1ヶ月滞在することにした。

他にも、ADDressで働くメンバーであり
地域おこし協力隊の、のべちゃんをはじめ
一緒に何かプロジェクトをやってみたいなと
思う人が多数いるのも魅力的であった。

地域おこし協力隊_のべちゃん


Point3:候補地で一番予想がつかない

そして塩尻に決めた一番の理由
それこそが、「一番予想がつかない」だった。

候補地の各街の中で
最も自分の知らない話や動きが
多くある街こそ塩尻だった。

以前、下記のnoteでも書いたように
僕は、自分からコンフォートゾーンを
外して楽しめる人でありたいと考えている。

自分の人生のターニングポイントは
いつも「人」が導いてくれる。

自分の中だけで完結する暮らしは、
予想できる選択や未来しかない。

ADDressを始めた時のように
そして音楽フェスを立ち上げた時のように

自分以外の熱量高い「誰か」と出会うことこそが
自分の想像つかない世界に行くことができると思っている。

結果、津和野の時に出会った友人の一言が
ずっと頭に残っていたんだなと
今このnoteを書いていて思った。


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滞在期間は8月〜9月の中旬までの
1ヶ月半だが、明確にこのプチ定住期間で
ゴールや目標を置かないことにした。

ただ、自分の大切にしていることは
「誰かのターニングポイントや居場所を作れる人であること」

この視点や役割で塩尻でも
カタチにしていきたいと思っている。

なので、コミュニケーションや
モノの視点を変えることに
悩んでいるプロジェクトがあれば、チャレンジしたい。


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8月1日〜9月半ばまで塩尻にいますので
ADDressの塩尻A邸であり、
坂勘に遊びに来てくれたら嬉しいです!

また塩尻にいる皆さん、
スナバに入り浸ると思いますので
これからもよろしくお願いします!



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