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いつも見守ってくれる、あの人。

坂本サトルさんという青森出身のアーティストさんの曲に

「君に会いたい」

という曲があります。 

https://www.youtube.com/watch?v=qWfWqIP-UV4 

 

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最近になるまで、てっきり会えなくなってしまった

(亡くなった?)

恋人のことを歌った曲だと思っていました。 

 

でも、実は、亡くなったひいおばあちゃんのことを歌った曲なのだと、

先日、ラジオ番組で聞きました。 

 

サトルさんのご実家はリンゴ農家だったので、

子供の頃、お忙しいご両親に変わって

この「ばっちゃ」が面倒を見てくださったのだそうです。

 

(青森の方言で、おばあちゃんのことを

「ばっちゃ」というそうですが、

その響きがあたたかくていいですね(^^) )

 

ご本人曰く、

サトルさんはいつもこのばっちゃにべったりで

ばっちゃと一緒でないと近所の駄菓子屋さんにも行けなかったとか。 

 

でも、「育ての親」だったばっちゃは

サトルさんが小学校2年生だった時に

亡くなります。 

 

ばっちゃの遺品の中には

お嫁に来た時のつづらもあり、 

中にはもうゆがんでしまった鏡も

入っていました。 

 

サトルさんが高校進学を機に

一人暮らしを始めることになった時、 

サトルさんはばっちゃの鏡を貰い受け、

自分の部屋の見えるところに

置いていたそうです。 

 

サトルさんは 

「(その鏡があると)

部屋にばっちゃがいるようで、

ばっちゃが見守っていてくれるような気がした」 

と、ラジオ番組で話していました。  

 

ばっちゃが見ていてくれる、

と思えば変なこともできないですよね。

 

もしこれをばっちゃが見ていたら、

なんていうだろう?

って、自分で考えますよね。

 

「ばっちゃは僕の良心になっていた」

という言葉からは

・ばっちゃのことが本当に大好きだったこと、

・ばっちゃも本当にサトルさんを可愛がってくれたこと、

・だからばっちゃをがっかりさせるようなことは

・絶対にできないことが

伝わって来ました。 

 

その後、サトルさんが大学に進学したり、

バンドを作ってデビューしたり、

何かあるたびに 

「ばっちゃに見せたかった」

と思うのだそうです。 

 

「君に会いたい」は恋愛の曲らしく作られてはいますが

ばっちゃのお話を聞いて改めて聞くと

「ああ、そうだったのか」

と歌詞の意味が胸に染みてきます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=qWfWqIP-UV4

 

「胸のウラっかわに 消えずにいるいつも

今の僕を見たら、なんていうのかな」 


「さよならも告げられないまま 会えなくなった懐かしい声

君ともっと話せば良かった 君をもっと笑わせたかった 

旅立った大切な人よ せめて夢の中でいいんだ 

君に会いたい 君に会いたい」 

 

この曲を聴いていると

今、直接会いにいけない家族の顔が浮かびます。  

(この歌詞に出てくる言葉を、過去形で口にしたくないですから) 

 

もうしばらくは我慢の時ですが、

会いたい人に会いに行ける日が早くきますように。

 

最近、ちょっとイライラしたり

怒りっぽくなっている方も増えていると聞きます。 

 

わたし自身、

「ちょっと考え方が暗くなりそうだなあ」

と思うときは、わざと明るい曲や

やさしい曲を聴いたり

思わず笑ってしまう動画を見たりしています。 

 

「君に会いたい」も、懐かしい人を思い出して

優しい気持ちになれると思います(^^)  

 

https://www.youtube.com/watch?v=qWfWqIP-UV4

 

あなたは優しい心になりたいときや心を明るくするために

聴いている曲はありますか? 

 

今回も最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。 

 

素敵な週末をお過ごしくださいね。  

 

 

*写真は昨日久しぶりに食べた「スイカバー」。 

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「なぜかばのキャラクターが?」

と思ったら、 

「スイ『カバ』ー」だからなのですね(笑)

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