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出来るようになる、という歓び

猫師匠から学ぶことは、数えきれないほど多い。

何度も記事に書いているのですが、
「猫師匠」とは我が家の猫2匹のうち、
先住猫です。
私が夫の部屋へ転がり込んだ方が猫師匠より後なので、
恐らく弟子だと思われている節があります。

「猫師匠」は辛いときや悲しい時は、
顔のそばであやすように寝てくれる、
そんな心優しき猫なのです。


そんな猫師匠の最近の得意技は、
引き戸の隙間を引っ掻いてこじ開けるという芸当です。

真夜中気に入らないことがあると、その技を使って、
居間のペットベッドで寝ていることもしばしば。


先日、家を1時間程空けた時も、
(おや、帰ってきたのか)とでも言いたげな表情で、
こちらをペットベッドから見上げてきました。


その表情は何とも言えず。

まるで。


(また、あいつら(人間)が脱走している)
と思われているようでした。


猫からすれば、
ゲージに入らないと外に出る機会がないのに、
あいつらは勝手に外に出て行く!
由々しき!となるやもしれません。


それでも猫師匠に脱走されるのは、
人間サイドも由々しき事態である訳です。


その為、二枚扉の引き戸の位置を入れ替えて、
重たくて開けにくい状況にしてみました。


すると、猫師匠は奮闘。
何故いつもの要領でやっても開かぬのだ!
と、ばかりに奮闘しました。


一件落着かと思いきや、
逆にストレスになってしまったようで、
背中の毛を逆立てて暴れまわる結果となりました。


そこでやっと思い出す鈍感な私。

今まで苦労して出来るようになったことが、
急に出来なくなったときの、
真っ暗な感覚。


・日本語の文字が滑るように見える感覚
・言葉が右から左へ抜けて行く感覚
・今まで出来ていたことが出来なくなる感覚

私はこれらを経験してきたのに、
もう忘れてしまっていました。   


猫師匠は、いろんなことを教えてくれます。
猫語が分からなくても体現してくれます。


出来るようになった
と、いう歓びを猫師匠から奪いたくない。


それが今の私の素直な気持ちです。
でも、さだまさしさんの歌う通り、
「にゃんぱく宣言」は守らないとね!!



今日も一日猫びより。
とい。

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