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どきドキ☆はじめての在宅ワーク

2月28日金曜日、急に全社一斉在宅勤務の指令が出た。
業界他社が27日に在宅勤務の指令を出したという報道が新聞紙を賑わせ、朝のニュースでそれを確認した矢先の出来事だ。
有効期間は翌週月曜から。
これまでオリンピックの件があっても在宅勤務にできないのではないかという方針が飛び交っていた中、昨今の状況を鑑み応急処置のような対応に舵が切られた。

急遽在宅勤務の準備に追われた金曜日、実施予定だったイベントのキャンセル連絡を他方に出し、自分の身の回りの準備も整える。
それでも持ち帰ったものはノートパソコンと電卓、職場で使っているノートくらい。
準備はITヘルプデスクの連絡先を控えることくらいで軽く済ませた。

月曜日、初日。
定時と同時に家で職場のノートパソコンを開く。
貸与iPhoneでデザリングをしてネットワーク環境を整え、金曜退社後に作成されていた在宅勤務中の勤務管理表を開く。
出退勤時間と予定業務、それぞれにかかった時間を記載するその表は、少し面倒な面はあるものの、業務時間の可視化という意味で効率化にも繋がりそうだ。
メールもファイルも問題なく開け、懸念点であったプリンタが使えない点や拡張ディスプレイが使えない点も多少不便ではありながら、そこまで大きな弊害もなく仕事ができた。
ただ初日は理想の仕事環境を求めspotifyで適当に音楽を流すなんてしてみたこともあり、集中力が激落ち。
家で一日中缶詰なことも身体が鈍るようで出勤した方がいいような気持ちにもなった。

火曜日、2日目。
ある程度勝手がわかって、問題なく業務を進める。
天気が良かったので、昼休みには気分転換に自転車で近所をふらついた。
通販で頼んでいたトレンチコートが届く予定となっていたところ、無事受け取り。
初日で音楽聞きながら仕事をできる体質でないことを悟り、静かな環境を整えたものの、やっぱり集中力の欠如と身体の鈍りを感じた。

水曜日、3日目。
朝から会議だったものの、社内システムに上手く繋げず混乱。
午前の会議はiPhoneにて電話で参加。
午後には問題も解決し、別件の会議にiPhoneよりzoomで参加。
zoomの導入さえされていなかった会社だったけど、問題なく初使用が果たせた。
会議続きだったこともあり、あっという間に勤務時間終了。
内容が内容だっただけに集中力も高く保て、ペースが掴めてきたように感じる。

木曜日、4日目。
在宅勤務にも慣れてきたようで、午前は物凄く集中して取り組むことができた。
多少拡張ディスプレイがないことの不便は感じつつ、画面内で少しずつ表示箇所をずらすことで対応できた。
特段問題もなく、集中力の面でもかなりいい勤務形態なのではと感じるようになってきた。

金曜日、5日目。
急遽5分後にskype会議を設定されたものの、PCから音が出ない問題に直面し混乱。
終了後ヘルプデスクに確認し解決。
午後休をとっていたので、集中してやるべきことを終わらせ退勤。

1週間、想定外の在宅勤務を体験してみて、もうずっとこれでいいように感じた。
もちろん出勤しないとできないことは0ではないけれど、月に数回出勤すれば問題ないように感じた。
慣れれば集中力や生産性の面でも問題はなさそうだし、ツールもより使いこなせるようになると思う。
往復3時間の通勤時間をかけていた身としては、朝ゆっくり起きられて終わってからすぐ自分のやりたいことができる生活はとても過ごしやすかった。
ただ今回は関係性がしっかりできている人との仕事ばかりだったけれど、あまり関係性ができていない人とやると、難しい面があるかもしれない。

今回の一連の新型コロナウィルスによる影響は早く収まって欲しいけれど、これが収まっても在宅勤務は、部分的にでも導入してもらえたら嬉しい。

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