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湧別のりんご おぼえがき 番外編


忘れたころに……

灯台もと暗し。意外なところに欲しい情報があるなんて、偶然も重なれば超ラッキー。犬も歩けば棒に当たる。この場合は犬ではなく冬眠中のヒトであり、当たったのは棒ではなく本なのだが、細かいところはいいとして。
なんのはずみか地元のマルシェに出向いたついでに立ち寄るは図書館。
なんとなく覘いた郷土史の資料コーナー。
はあ~あるもんだ。
さがしていた資料とは全然関係ない、追加情報だったけどw

昭和28年刊行の村誌
村誌より

昭和28年刊の村誌に載ってました~作っていたりんごの品種
本数かぞえたんか。ほへ~
もののついでに

小学校の副読本より

上湧別町時代の、古い小学校副読本にも

地元の部落の記念誌より

地元の部落の記念誌にも~

もはや歴史っすね(歴史ですけど)

歴史ついでに


上湧別町(いまの湧別町上湧別地区)の歴史をちょろっと調べていたら、
あふれんばかりのりんごネタ。

 花りんご ほろほろ水の うまき村

 かげろいて 些か(いささか)白き 花林檎

これな~んだ?
俳句です(見ればわかるって)
上湧別の方の作品です
じつは上湧別、大正~昭和初期、俳句や短歌をたしなむ方がいっぱいいたそうです。なかにはたしなむレベル以上の「歌人」もいて、文芸活動は盛んだったそうな。
      ↓ ↓ ↓

面積わずか十一万里、猫の額のような上湧別村に、新短歌会、野菊短歌会、南柯北見支部、土曜会、どんぐり会、山脈社、白潮社等、こいつは夜店の果物屋みたいに、チト盛りがよすきはしないか

文芸誌「山脈」創刊号より

 オホーツクの海を見渡すさい果ての地に幾星霜りんご培りし

 満開のりんごの花に囲まれて色とりどりの屋根うかびをり

 それぞれの個性が樹姿に現れて名人に近し整枝剪定(りんご園で)

 日照の短き地にて紅々と枝もたわわに熟したりんご

 情熱を残して去りし故郷のりんごを思う夜半に目覚めて(札幌で)

この5つの歌はかつて上湧別でりんご栽培をしていましたが離農し、札幌に行かれた方の作品です。
小難しい記録読むより、わかりやすい感じがします。当時の様子。

小さい村であったのにかかわらず、なぜ文芸活動が盛んだったのか?
その理由のひとつに、有名な書道家であり歌人でもある大澤雅休が、
大正時代わずかではありましたが上湧別に在住していたことがあると(上湧別町史で)いわれています。
これを書き出すと長くなるので……気がむいたらにしておきます。

🎵り~んご~、り~んご~🎵


地元の小学校校歌の一節に、 「りんごの花の匂ふ路」
地元某部落のふる~い応援歌のなかに、 「りんごの花さく故郷」

という一節を発見! 
いずれもつくられた時期は、りんご栽培が盛んだったころです。
今じゃできない歌詞ということで、骨董価値がある、わけはないw
でも、歌から古い故郷の景色を想像するのは、面白い。
そしてなぜか、「りんご」ときくと、食べたくなるんだよねえ……




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