オリエンタルいろいろ

前の記事で、ベリーダンスのスタイルについて大まかにお話しましたので、今回は細かい分類についてお話します。

トライバルに関しては、色々と枝分かれしているようですが、私が知っているのはATS(American Tribal Style)とトライバルフュージョンくらいです。

トライバルを踊り始めたのは今の教室に入ってからなので、あまり細かいことはわかりませんが、ATSの総本山はサンフランシスコのFat Chance Belly Danceで、そこから枝分かれしてトライバルフュージョンなどが生まれています。

オリエンタルは、主に地域ごとにスタイルの違いがあり、エジプシャン、レバニーズ、ターキッシュ、アルゼンチンなどがあります。

エジプシャンはエジプトで踊られているスタイルです。感情を表現する踊りで、曲の歌詞の内容を身体で表現します。代表的なダンサーはDinaで、私は彼女の踊りを2回生で見ました。広いステージの上で、小道具も使わず自分の身体だけで感情を表現していて圧巻でした!表現力において彼女の右に出るダンサーはいないと思います。

レバニーズは、レバノンで踊られているスタイルで、エジプシャンとは少し違います。私は最近オンラインレッスンで習ったばかりであまり詳しいことはわかりませんが、シミー(ベリーの代表的な動きで、腰を震わせるムーブメント)の仕方などが違います。現地で踊っているダンサー曰く"Feminine, sexy, classy" だそうです。

ターキッシュはトルコで踊られているスタイルで、ジプシーの影響を受けています。フロアワーク(床に寝そべったりする動き)などが特徴です。トルコの音楽は、リズムや使われる楽器などがエジプトやレバノンなどアラブのものとは違います。

アルゼンチンスタイルは、アルゼンチンで踊られているスタイルです。アルゼンチンにはアラブ系の移民が多く、エジプシャンを基本としていると思いますが、脚を使った動きなどが多く、バレエの影響が見られます。音楽も基本はアラブ音楽ですが、聴いてみるとなんとなく違いがわかってきます。代表的な音楽家はMario Kirlis で、本家のアラブの曲と彼がアレンジした曲を比べてみると違いがおわかりになるかと思います。代表的なダンサーはSaidaで、私は彼女のレッスンDVDを持っていますが、スペイン語で字幕がないので何を言ってるか全然わからず、ひたすら見よう見真似で練習してました(笑)

ベリーダンスは、実に奥が深い踊りです。踊れば踊るほど知りたいことが増え、飽きることがありません。今回は主にオリエンタルに関するお話でしたが、ベリーダンスのショーではフォークロア(民族舞踊)も踊られることが多いです。ただ、フォークロアについても話し出すと、いくら時間があっても足りません(笑)ということで、今回はここまで。

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