「手放せばよい」というフレーズを、よく耳にしたり見たりする。
でも実際に手放すってどうするの？どうすれば手放せるの？と分からなくて、なかなか出来なかった。

そして、もう１つ。
「手放すと決める」

これを聞いても違和感が残っていた。
「決めた！」と決断したはずなのに、実は決めた「フリ」で、手放すことなんて出来ていなかった。
恥かしながら、こんなことが今まで何度あっただろう…

とは言え、振り返ってみると、いつの間にか「手放せている」事も沢山ある。何で出来たのだろうと改めて考えてみると、いくつかの気付きはある。
決めるには結局は簡単な事だった。
大事だけれど手放せたのは、必要に迫られたからだった。
何より本能に従ったからだった。

そして今、何か手放すとしたら！？と自問してみたら辿り着いた答えは「とことん執着する」だった。

とにかく執着して執着し尽くしたら、別の何か大事なものが見えてきて、あんなに執着していたものが「無くてもよいかもしれない」に変わった瞬間。
そして気付き。
『手放す＝執着する』なんだ。
全ては表裏一体である。
またしても、この「全ては表裏一体」を体感した。体感したことで、腑に落ちた。

「こんな風になってほしい！」
「私はこうなりたい！」
そんな風な思いが強くて、私は空回りしていたと思い込んでいた。
けれど執着して自分なりに行動していたから辿り着けた。

こんなに簡単だったんだ。
バカだな…と自分が恥ずかしくなった。

もしも、「手放したいけど出来ない・・」と思う人がいたら、とことん執着してみる事をおススメします。

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