肌から選ぶファッション
肌は、その人の印象を大きく左右する一種の装飾だ。
そう思ったのは、先日駅のエスカレーターですれ違った女性を見てから。
白いツイードのジャケットにデニムという上品かつラフで素敵なファッションをまとっていた彼女の肌が
とてもきれいに焼けていた。
もし彼女の肌が白かったら、私は目を奪われなかったかもしれない。
ラフな日焼け肌に、「上品」をそのまま体現した白のツイードという
一見相反するものの組み合わせが
予想外の調和とほんの少しの違和感を生み、彼女を一層魅力的に見せていたのだと思う。
私はイエローゴールドのジュエリーが大好きだが
一般的に日本人の肌に合うのはピンクゴールドだといわれている。
私も色白といわれることがあるので、本来ならピンクゴールドが似合うはず。
でも、私はピンクという言葉にアレルギーがあるのか、どうしてもピンクゴールドのジュエリーを選ぶ気持ちになれない。
たまに試着してみるのだが、店員さんにも「イエローのほうがお客様には似合います」と必ず言われる。
また、日本人は他国の人に比べてゴールドよりもプラチナを好む傾向があると聞いたことがあるが
そうした白いジュエリーも、私にはあまり似合わない。
おそらく、肌の色うんぬんより
「自分はこれが好き」という意思が、私にイエローゴールドを似合わせているのかもしれない。
でも、今年はより好きなジュエリーを自分にひきよせるため、
肌を少し焼こうかと思っている。
お手本はあの駅ですれ違った彼女。
上品という枠に収まらないクールな感じをイメージ中。
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