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大阪は怖いところだと思った件

私は大阪生まれの大阪育ち、大学から独り暮らしするために実家を出てから社会人前半までの約15年ほど兵庫県民だったことはあるけれど、それ以外は大阪府民です。
大阪は好きだし地元愛もあるので、悪く言うつもりはない。

でも、他府県民からの認識で、なんとなーく「大阪って怖いよね」って印象を抱く人がいることはまあ分かるような気がする。大阪弁って確かに迫力あるもんね。
特に「なんやねん!」とか「あかんやろ!」とか「ええ加減にせぇよ!」などの【怒りを表す言葉】たち。凄まれると怖い、とか。
大阪弁が下品と言われるのは悲しいけれど、否めないなあとも思う。

今回は、少し前の話ですが、朝の通勤途中に私が遭遇した【Audiのおっさん】vs【カブのおっさん】の件です。

左のがスーパーカブですね。
右の車はアウディではないけど。

私は、雨の日でも真冬でも基本的にはバイク通勤をしています。
電車でも通えるんだけど、混雑や人混みが苦手なので公共交通機関はなるべく使いたくないタイプ。二輪が最も時間短縮になるし、通勤の足はもっぱらPCX125 です。

ある朝、いつもどおり私がPCXで職場に向かっていると、前にカブに乗ったおっちゃんがいました。私たち2台のバイクは、常識的な速度(速すぎず遅すぎず)と適切な車間距離で、いたって普通に片側1車線の道を走っておりました。
すると、後ろからアウディの車が反対車線にはみ出しながら猛スピードで私たち2台のバイクを一気に追い抜いていきました。

Audi はこんな車。高級車ですよ。
輪っか4つがマークのやつ。

 私「うへ~。危ないなー。無茶しよんな~。」
と思った瞬間、先の交差点の信号が赤に変わり、横切ろうとした自転車の女性が見え、アウディは急ブレーキ。
あっぶな!!
その女性も驚いた表情でしたが、何故かぺこっとお辞儀をしてから渡っていきました。いやいや、あわや事故ですよ。しかもお辞儀なんてする必要ないのです!100%車が悪いのですから。

その目の前で起こった危険な運転を見たカブのおっちゃんが、アウディの運転席の窓のすぐ横につけてコンコンとノックし、
 カブ爺「なんちゅう運転しとんのや。危ないやんか。」
と言いました。
すごい!よくぞ言うてくれた! ←私の心の声。
このカブ主さん、さては人間5回目ぐらいやな?

 アウディ爺「んあ?!なんでお前にそんなこと言われなあかんねん!」
 カブ爺「危ないから危ないてゆうとんねん。実際事故りかけとるやないか。」
 アウディ爺「お前に言われる筋合いないっちゅうねん。警察か?関係ないやろお前に。」
 カブ爺「抜かれて目の前で起きて関係あるから言うとるんやないか。」
 アウディ爺「うっさいな。もうひっこんどけや、ボケが!」

すると、カブ爺は信号が青に変わる直前に、スマホでカシャっとアウディのナンバープレートを撮影し、前方の車列が詰まっている左脇をすり抜けて、走り去っていきました。
 アウディ爺「コラァァー!何と撮っとんじゃテメェー!」
って叫んではりましたけどね。バイクの機動力には車は絶対に敵いません。
カブはすぐに見えなくなりました。

「ゴルァァ~~~!!」って、巻き舌で言う人、
ほんとにいるんですね。リアルの世界に。怖すぎる。
マジで ↑↑ こんなゴリライメージが浮かびました。

私は、この光景を後ろから一部始終見届け、ぶるぶる震えながら(?)さらに安全運転を心がけて職場へ向かいました。なんて怖い街なんだ、ここは。
言葉が汚すぎるし、ヤクザ映画みたいな怒号だった。
現実世界にいていいの?

あんな無茶苦茶な暴走をするアウディオッサンこそ、危険運転で免許剥奪してほしい。カブのおっちゃんは、その撮影したナンバープレートをその後どうするのだろう?

注)爺と表現してしまいましたが、2人とも高齢者ではなく40~50代のオジサンでした。

アウディなんて高級車、ある程度ちゃんと仕事して稼がないと買えないと思うんだけどなあ?
あんな人格でいったいどんな職に就いているのだろう?朝の通勤時間だったし。短気が過ぎるし、沸点が低すぎる。魚を骨ごとばりばり食うて、カルシウムを摂りなさい!

いやはや、大阪は怖いところだと感じた件でした。
もう二度と同じ車に遭遇したくはないな。

ドラレコ、車には付けているけど、
通勤バイクにまでは付けていない。でも
通勤用こそ毎日乗るもんだからな。考えよう。

大阪は、基本おもしろくて気立てのいい、人情味あふれる優しい方が多いと思います。が、ほんの一部こういう人がいるみたいです。
滅多に出会わないけれど、運悪く見かけてしまったなら、関わらずスルーするのが正解です。間違っても立ち向かおうとしてはいけません。
※ちなみに私、巻き舌できません。とぅるる〜♪みたいなやつも。(←どうでもいい話。)

皆様、運転は広い心でゆったり時間と気持ちの余裕を持って、ハンドルを握りましょうね。

焦りも闘争心も禁物です。急いだって結局次の信号でひっかかり、到着時間なんてたいして変わりません。
必要以上に苛々したり、他人に感情をぶつけたり、なんて誰の得にもならないよ!
。。。と思った、朝の1コマでした。

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