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敷金を保険に置き換えるサービス【0 DEPOSIT.COM】

こんにちは!

FinTechの最先端領域である、保険×テクノロジー ="InsurTech" についてロンドンでResearcherをやらせて頂いております。

これまでにHongKong FinTechWeekLondon InsTechInsurTechInsightsなどのイベントに参加し、レポートを書かせていただきました。

InsurTechのMediaサイト

調査依頼やご質問等ございましたらDM、コメントをお願いいたします。

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今回はロンドンのStartup”0 DEPOSIT.COM” の紹介です!

「いい物件見つけたし、引っ越ししたいけど...敷金も払うとなると高すぎて引っ越しできない...」という悩みを解決するサービスを提供しています。

目的は...賃貸契約市場の活性化。

保険が他業界の活性化へ繋がる良い例となるかもしれません。

サービス名0 DEPOSIT.COM
事業:deposit(敷金)代替/家財保険(Global Property Venturesという不動産会社の一事業)
創立:2016年
URL https://www.zerodeposit.com/
:UK


家財の担保としてのdeposit(敷金)を保険に置きかえようというサービスを提供しています。

この際、保険契約者(保険料を支払う人)は入居者、被保険者(保険金を受け取る人)は大家となります。
また、本サービスを通して保険を提供するのはGreat Lakes Insurance SE(Munich Reが親会社)というドイツの保険会社です。

入居者にとっては、高額なdepositを支払う代わりにたった1週間の家賃代の保険料を支払うことで入居可能になるというサービスです。
例えば、depositが2ヶ月の家賃分£1,400だった場合、£175を保険料として支払うだけで入居が可能になります。その代わり退去時に家財の損失があった場合、6週間の家賃分の£1,050まで賠償責任を負います。

大家にとっては、入居者が当保険の保険料を支払うことで、同社の抱える専門家による査定の元、最大で6週間分の家財補償を得ることができるというサービスです。また、賠償責任から入居者が逃げ出したとしても、保険金を受け取ることができます。

本保険サービスでは退去時に支払った額が戻ってくるということはありません。

サービス紹介ビデオ

1. 賃貸契約者(Tenant)視点

2. 家主(Landload)視点


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