ゆきち先生(4コマ漫画家)

漫画家。立教大社会卒。雑誌版の「みこすり半劇場」にて読み切りデビュー。東京NSC14期…

ゆきち先生(4コマ漫画家)

漫画家。立教大社会卒。雑誌版の「みこすり半劇場」にて読み切りデビュー。東京NSC14期。フジテレビ「人志松本の○○な話」に出演し【すべらない話】に認定。0才〜2才はアメリカ育ち。スタンフォード大学附属保育園に通園(※保育園!)http://yukichisensei.com

マガジン

  • 僕のNSC(お笑い養成所)日記

    漫画家をやりながらお笑い芸人に挑戦した日々のコミックエッセイです。

  • クラウドファンディング日記

    【Campfire】にてクラウドファンディングに挑戦中です! 品のあるえっち漫画!『ピンクの忍者ポン吉』を書籍化したい! 締切の2018/8/31まで、挑戦の様子を日誌として書き残していきます。

  • ピンクの忍者ポン吉(4コマ漫画)

    姫を救い出すため命がけで闘う忍者の義理人情物語

最近の記事

(※突然の最終回)漫画家芸人 〜3話〜 「彼女の回答」

(前回のつづき) 朝になり、起きてきた彼女に、僕は大反対されるのを承知で 「聞いて!お笑い学校に入学する!」と告げた。 寝ぼけていたのかもしれないけれど、彼女の返事は 「いいね。行きなよ。私も行きたいくらい」 と、驚くほど全肯定だった。 (つづく) つづきません! このシリーズは一回最終回。内情をバラすと、アクセスが良くなかった(回をおうごとに下がったので撤退を決意)。 僕ちゃん、数字にも少しは目を向けたいお年頃です。少しね。少し。

    • 漫画家芸人 〜2話〜 「お笑いの学校ってなに?」

      (前回のつづき) 迷い人が通うのは、ワタナベエンターテイメントスクールという恵比寿にある学校らしい。彼を無事に大鳥神社へ送り届けた僕は、連絡先を交換し、ちかぢか専門学校内で行われるというライブへ行く約束をして別れた。 家に帰った僕はお笑い学校についてさっそくネットで検索、、、 あ、これが彼の行ってる学校だな。ふむふむ、あの芸人さんも卒業生なのか。なるほどねぇ。カリキュラムはどんな感じかな。ほほう面白そうじゃないか。いいなぁ。年齢制限とかあるのかな?学費はいくらかな?

      • 漫画家芸人 〜1話〜 「ある日突然に芸人に」 ノンフィクション

        【27才でお笑い芸人に挑戦した漫画家の僕がよしもとNSCに入学し3年後にフジテレビ人志松本の○○な話ですべらない話を受賞するまでのノンフィクション】 2007年秋。漫画の仕事は少しずつ増加。担当者からは「絵が下手だ!」とよく怒られていたが、「練習すれば上手くなるさ!」と、僕は常にポジティブだった。 夢は 「日本一有名な漫画家になる!」 その夢に向かって、アイデアを練る、作品を描く、絵の練習をする、をひたすら繰り返す毎日。 そんなある日、僕は一人の若者に突然話しか

        • (※ショック!最終回です)僕のNSC日記 その12「後輩になるということ!」

          よしもとの上下関係は正直めっっっちゃくちゃ厳しかったです涙! ただし、もちろん何もしていないのに怒られたりはしません。怒られるのは、礼儀が間違っていたり、ルールを守れない時。 僕は学生時代に体育会系でもなかったし、就職したこともなかったので、礼儀やマナー、組織のルールを全く知らなかったんですよ。 だから最初は本当〜によく怒られた。(卒業する頃にはあまり怒られなくなっていたよ☆) 「挨拶する時は立ち止まってカバンを下ろす」とか「物を借りたら、借りる前よりキレイにして返す

        (※突然の最終回)漫画家芸人 〜3話〜 「彼女の回答」

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          僕のNSC日記 その11「先輩からのアドバイス!」

          (前置き)現在は違うと思うよ!あくまで当時の話だよ!(前置き終わり) 夏合宿で、オナラよりすごいものを鼻先に当てられました😂www!!! つづく。 ↓ついったーもヨロリです!↓

          僕のNSC日記 その11「先輩からのアドバイス!」

          僕のNSC日記 その10「お客を呼びまくる作戦! 」

          この次のライブはまた下位だった^^; ライブで上位の人のネタを見ても面白いと感じられなかったので、解決策が見えず本当に本当に苦しかったです。。 (つづく) ↓Twitterもヨロリです↓

          僕のNSC日記 その10「お客を呼びまくる作戦! 」

          僕のNSC日記 その9「ウケない理由を発見! 」

          その日のアナログタロウさんは、【卒業式が異常に長くて終わらない】というネタをやっていた。後になってテレビで活躍を見た時はすっごい嬉しかったな。 そういえばNSCに入ってから、「客が悪いという考えをする芸人は売れない」と講師から聞いた時は冷や汗が出たっけ。まさに僕たち^^; その講師は「客を選ぶ芸人も売れない」と言っていた。例えば、お客さんに赤ちゃんがいて泣き出しても、それを使って笑いを倍増させなきゃダメだぞ!と。 2018年のM-1敗者復活戦でのミキの漫才(ネタ中に

          僕のNSC日記 その9「ウケない理由を発見! 」

          僕のNSC日記 その8「誰でも合格!NSCの面接 」

          面接官に生意気を言ったり、騒いだりしたらさすがに落ちるかもしれない。大人しく椅子に座って、「はい」って返事ができたら大丈夫だと思います! 特になにも聞かれません!同じグループに「教師を辞めてNSCに入る」と言ってる人がいて、むしろ深く理由を聞いて欲しかったもん笑 つづく。 ↓Twitterもヨロリです!↓

          僕のNSC日記 その8「誰でも合格!NSCの面接 」

          僕のNSC日記 その7「インディーズライブで腕試し! 」

          本当に失礼な話なので描くのがつらかったが、ライブを初見学した僕たちの感想は「つまらない」の一言。 その中でビリだったので、「笑いに対する過剰な自信」を持たない状態でNSCに入学できた。相当研究しないと永遠にウケないんだろうなと気が引き締まった。 つづく。 ↓Twitterもやってます↓

          僕のNSC日記 その7「インディーズライブで腕試し! 」

          僕のNSC日記 その6 「10年ぶりの再会!いざコンビ結成」

          つづく 最初の10分はこんな感じでお互いがズレを感じた。が、その後はすぐ高校生の時と同じ空気に戻り2人で大笑い。いい未来しか予感できなかった。 ↓Twitterもヨロリね↓

          僕のNSC日記 その6 「10年ぶりの再会!いざコンビ結成」

          僕のNSC日記 番外編1 「パンサー尾形さんとの思い出」

          つづく。 当時(9年前?)は、尾形さんも今と違いお金がそんなになかったと思う。 僕はとりあえず2千円を下ろして戻った。尾形さんは 「まじかよ。カッコ悪ぃ〜」 と動揺しつつ、その2千円で後輩(僕を含む)にコーヒーをおごってくれました。 あれすごいカッコよかった!真似したい笑 ↓Twitter↓

          僕のNSC日記 番外編1 「パンサー尾形さんとの思い出」

          僕のNSC日記 その5 「授業前の口臭検査!」

          つづく 最初に口臭チェックを受けた時は本当にビックリしたけれど、臭かったらファンもつかないだろうし、仕事相手に嫌がられるし、芸人の学校においては極めて大切な教えの1つだったと思う。 実際よしもと芸人のフリスク常備率は異常に高く、ニオイに関する相手への配慮が行き届いていた。なにせ毎週あのチェックを受けていたからな笑 そういえばボイスの先生が、過去最も声が良かった生徒はハリセンボンの箕輪はるかさんだと言っていた。ささやくような小さな声量でも教室の隅までハッキリ聞こえる奇

          僕のNSC日記 その5 「授業前の口臭検査!」

          僕のNSC日記 その4 「一人で入学するのは嫌だ!」

          つづく。 というわけで僕はNSCに高校の同級生と一緒に入学しました。でもね、いざ入ってみたら、友達と一緒に入学する人って各クラスにせいぜい5組くらいしかいなかった。ほぼ全員が1人で入学。すごい勇気だよね。そしてだんだんと皆がコンビを組んでいく。 最初はみんな「おじさん」とか、「すごく太っている人」とか、「ハーフ」と組みたがるんだけど、半年もすると、とにかく面白い人が大人気で、みんな面白い人とコンビを組みたがった。たとえ見た目が特徴的でも、面白くない人は誰からも声がかか

          僕のNSC日記 その4 「一人で入学するのは嫌だ!」

          僕のNSC日記 その3 「すでに1度卒業している同期生!」

          つづく。 じつは、ネタ見せを1度もしないでやめていく人はかなり多い。1年間で400人以上(もっとかも)が辞めたのですが、その中で1度もネタ見せをしないで辞める人って30人はいた。 あと、1回だけネタ見せをして辞める人もすごく多い。ハッキリ言ってみんな素人なので最初は誰もウケないんですよ。小中高とクラスの爆笑王だった人が、 「俺だけはウケるぜ〜♪お前らとは違うぜ〜」 と自信満々でネタを披露して、大スベリ。真っ青になって翌日辞めるみたいな。たくさんいたなぁ。悲しいドラ

          僕のNSC日記 その3 「すでに1度卒業している同期生!」

          僕のNSC日記 その2「意外だったダンスの授業」

          つづく。 NSCではそれぞれの授業ごとに【選抜クラス】というものがあって、夏以降は残酷なまでに「選抜クラスに入れるエリート」と「その他大勢」がハッキリ分けられた。 生徒は700名以上いたが、各選抜に入れるのはせいぜい10人程度。非常〜に狭き門だった。 上の漫画に描いたダンスや、発声練習の授業にも選抜クラスがあったが、お笑いの授業以外で選抜に選ばれても尊敬はされなかった。実際、踊りだけ最高に上手くてネタが全然ウケてない人いたもんなぁ。いい声でひたすらスベってる人とか。。

          僕のNSC日記 その2「意外だったダンスの授業」

          僕のNSC日記〜よしもと芸人への道〜その1

          NSCの上下関係は本当に厳しかった!漫画で描いた通り、よしもとでの上下関係は年齢ではなく芸歴(これはよしもとに限らず芸能界はどこもそうなのかな?) 当時の僕は27才。ランドセルを背負った先輩ができるなんて夢にも思わなかった笑!通常のNSCお笑いコースとジュニアコースは完全に別のカリキュラムなんだけど、校舎は同じだったんだよね。 僕に関して言うと、年下の先輩に敬語を使うことにはすぐ慣れた。なぜなら芸人の世界が本当〜に厳しかったので、その世界において1年でも長くサバイブし

          僕のNSC日記〜よしもと芸人への道〜その1