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多部未華子ちゃんの成長

放送中のドラマ「いちばんすきな花」が好きだ。

俳優さんたちが好きというのもあったが、「silent」と同じ脚本家さんであることも見たいと思った理由。

ちょっとこのひとなんなんだ?と感じるキャラクターにも、ちゃんといろんな思いがあって、知らない間に「このひとも悪い人じゃないんだなあ」と共感してしまう。

セリフも素敵だ。そんな言い回しをよく思いつくな、と思う。

今週、主役の4人の名前に込められた季節をまとめてくれそうな、志木しき(四季)美鳥みどりが登場。

来週が楽しみだ。

ところで、主役のひとりである潮ゆくえを演じる多部未華子ちゃん。

彼女を知ったのは、ドラマ「山田太郎ものがたり」だった。
調べてみたら2007年だったらしい。

嵐の二宮君と櫻井君が共演していて、多部未華子ちゃんはヒロイン。
正直に言うと、この子が嵐の相手役??と思ってしまったくらい、パッとしない外見だった(ごめんなさい)。

でも当時から期待の新人とか演技力のある若手、みたいな評価を得ていたし、ドラマも映画も続けて出ていく。

いくつも見たが、かわいいなあと思ったのは映画「君に届け」。

惜しくも亡くなった三浦春馬君と共演。

たしか桜を見上げていたのだったと記憶しているのだが、多部未華子ちゃんが上を見上げてほほ笑む表情に目を奪われた三浦春馬君、というシーン。

その後もふたりのやりとりがかわいらしく、大好きな映画だ。

三浦春馬君との共演はけっこうあって、映画「アイネクライネナハトムジーク」も好きな作品だ。

テレビドラマも本当にたくさん出演しているが、最近だと「マイファミリー」で二宮君と夫婦役で出た時は、「山田太郎ものがたり」を思い出してうれしくなった。

テレビドラマで印象に残っているもののひとつに、NHKドラマ「ツバキ文具店」がある。2017年放送。

最初、全然予定外で見始めたドラマだった。
うちはニュースをNHKで見るので、そのままなんとなくつけたまま、企画番組や音楽番組を見ることがあり、その流れだった気がする。

でもドラマの雰囲気がとてもよく、最後まで楽しみに見たドラマだった。

原作は小川糸さん。
「食堂かたつむり」などを書いた作家さんである。

ドラマがよくて、原作を読みたいと思っていたら、娘が図書館で借りてきてくれ、しかも先に読ませてくれた。

続く第2弾「キラキラ共和国」も娘が借りてきてくれたのだが、それ以降、続編は出ていなかった。

その続編が、「キラキラ共和国」から6年経って、今月発売された。

「椿ノ恋文」というタイトル。

物語の中でも同じだけ年月が流れており、多部未華子ちゃんが演じた主人公・ポッポちゃんこと鳩子も3児の母になっている。

この「ツバキ文具店」シリーズでは、鳩子が祖母から受け継いだツバキ文具店と代書屋を営んでいる。

手紙や証書など、書きたいけれど書けない人の代わりに書く仕事。
使う筆記具や紙にもこだわって、依頼主の背景も考えながら選ぶ。
私が今流行りのガラスペンを知ったのは、何年も前にこの物語に登場したからだった。

代書の内容は、ちょっと考えさせられるものや、命に関わるような重いもの、ほっこりできたり泣けるもの、いろいろあって、鳩子の手書きのものがそのまま本の上で読めるようになっている。

新作「椿ノ恋文」も読み応えがあった。
詳しくは別の記事にしたので興味がある方はこちらを↓

この新作を、ぜひ成長した多部未華子ちゃんでまた見たい。

主要人物のひとり、バーバラ婦人を演じた江波杏子さんが残念ながら亡くなったので、全員同じキャストというわけにはいかないが、またあの素敵なツバキ文具店のお話をドラマで見たいなあと思った。

とりあえずは、来週の「いちばんすきな花」を楽しみに待つことにしよう。


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