うちの夫はパソコンを自分で作れるひとだ。

それで高校生の息子も、夫に教わりながら初めてパソコンを作った。

夫の古い自作パソコンの、ケースとディスプレイとキーボード、ファンをひとつだけもらって、中身は総入れ替え。

（画像のディスプレイ右横のスピーカーは私のコンポのもの）

息子はプログラミングとゲームが好きで、いろんなゲームがしたいから、もろゲーミングパソコンだ。

欲しいパーツを選んだら、びっくりする金額になったが、息子が今までのお年玉やもらったお小遣いを貯めてきた中から出して、本当の自分だけのパソコンにするのだから、まあいいかと思った。

うちは家から通える大学がないから、大学に行くなら絶対家を出ることになる。

そのときに持っていけばいいし、せっかく作るなら自分のしたいことができるパソコンにしたいだろう。

お下がりのパーツは埃だらけだったから、エアダスターや掃除機できれいにして、新しいパーツを組み込んでいく。

最初は、ファンの能力が足りなかったようで動かず、もうひとつ新調して組み込んだら元気に動き出した。

できあがった息子の自作パソコンに早速名前をつけて、各種設定を終え、やりたかったゲームをプレイしている。

調子はいいらしい。

自分で作ったものがうまくいくのってうれしいし、自信にもつながると思う。

たぶん夫も、息子が自分と似たようなことに興味を持ってくれるのはうれしいと思うし、自分が教えられることで父としての威厳も保てただろうし、一緒にできて楽しかったのではないかと思う。

そんなふたりは見ていて微笑ましいし、満足そうな息子を見ていると私もうれしい。

作っている最中を撮影しておけばよかった。

最近、息子と一緒に料理をすることが増えて、おかず一品息子に任せることもするようになった。

だんだんとひとりでできることが増えて、将来やりたいと思える楽しいことが具体的に見つかるといいなと思う。