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【2022年上半期】200本観た旧作の頂点を決める。

1月末にテストがあったため波に乗り遅れた年始。春休みで無双した2〜3月。忙しくて失速したものの、それなりに観た4〜6月という感じ。

本数としては、

【新作 62本】+【旧作 182本】=【合計 244本】

【劇場鑑賞 206本】のうち、【シネマ神戸 77本】、【パルシネマ 41本】

大学に通って勉強して、アルバイトしてる人の数字じゃない!と自分でもびっくり(笑)

※再鑑賞した映画も本数にはカウントしているが、ランキングからは外している。以前に観たことあるが、劇場で初めて観て印象が変わった映画はランキングに入れている。

■旧作総合ベスト

まさかの『午前10時の映画祭』から4本、『テアトルクラシック』から3本という偏ったチョイスになってしまった。名作が並んでいるかもしれないが、10位以外は劇場で観ている。

過小評価ショーン・コネリー≫
⑩『エントラップメント』
パルシネマのお茶会で常連さんからオススメしてもらった映画。こういう出会いがあるから名画座は素敵。勿論007も好きだけど、やはりショーン・コネリーは高齢期の作品が良い。キャサリン・ゼタ・ジョーンズが惚れたという理由もよく分かるくらいにシブくてカッコ良い。

グレース・ケリー最後の出演作≫
『上流社会』

グレース・ケリーの美しさよ!

『若草の頃』


クラシック映画のこういう雰囲気が堪らなく好き。永遠に観ていたい。

『イースター・パレード』

以前に金曜レイトショーで観て、大好きだった映画。テアトルクラシックのお陰で映画館で観れて良かった!

現実と非現実のコントラスト≫
『シカゴ』


セクシーなキャサリン・ゼタ・ジョーンズとキュートなレニー・ゼルウィガーのコントラスト。イケオジのリチャード・ギアも良い。


極悪人が極悪人を狩る≫
『パーフェクト・ケア』


レズビアンカップル、小人症などのキャラクターに違和感がないのが言うだけ野暮だが素晴らしい。


圧倒的エド・ハリス≫
『アポロ13


ロケット発射シーンは本物であればあり得ないアングルなんだけど、本物にしか見えない。リアルすぎる。CG無しの無重力シーンも良き。NASAのスタッフがセットと間違えるほどリアル度の高いクオリティだったそう。そしてやっぱりエド・ハリスの存在感!これで助演男優賞ノミネート止まりなの?


少数精鋭の捕虜がナチスに挑む≫
T-34/レジェンド・オブ・ウォー〈ダイナミック完全版〉』


あのアクロバティックな戦車の使い方、堪らない!冒頭の戦いから心掴まれた。いきなり大迫力すぎて後半大丈夫かな?と思ったけど、余裕で超えて来る。最高。今後はこういう高品質のロシア戦争映画への風当たりも変わってくると思うと残念でならない。


ハメられて剣奴士となった男≫
『グラディエーター』


ハンスジマーの音楽、リドリースコットの古代ローマの演出、全てが最高!爆発音とか、戦う時の剣と剣の音とかは勿論なんだけど、観客の歓声や連隊の歩く時のザワザワ感も映画館で観れて良かった!と思えるほどの臨場感。

 ≪三世代に渡るファミリーの栄華・繁栄・衰退を描く一大叙事詩≫
『ゴッドファーザー』


映画館で観て印象が180度変わった映画。痺れた。始まり方に震えて、終わり方に鳥肌が立って、終映後に座席から立てなかった。クレメンザとトム・ヘイゲンが好き。

■シネマ神戸ベスト10



Cinema KOBEさんではシネマ①とシネマ②の2スクリーンで二本立てとレイトショーなどで77本鑑賞。『007/NTTD』『少年の君/Better Days』は昨年のベスト10に入れたので、外している。勿論観に行ったし、号泣した。

⑩『ホロコーストの罪人』
ユダヤ人の大量虐殺はナチスが行なった。しかし、ノルウェーでのユダヤ人狩りは、ノルウェー人が自ら行なった。

『チップス先生さようなら(1939年版)』
海外の寄宿学校はホグワーツスタイルの会食なのか!
過去に遡ってから急に面白くなる!

『殺しが静かにやってくる』
正義が勝つとは限らない。合法的にたくさんの人たちが虐殺された時代。

『ベッキー』
『ジョン・ウィック』は序盤は重くて暗いけど、ラストにかけてはスカッとするほど気持ちいい展開と演出。今作もそんな感じにしてほしかったなぁと思ったけど、それなりに楽しかった。敵味方問わず、死んでいく全員が酷い死に方。レベッカ(ベッキー)の執念、恐ろしや。定規の溝、鉛筆、釘、まさかの使い方。母親を病気で亡くし、目の前で父親を拷問され殺された後、4人に復讐をしたベッキーの今後が心配。ベッキーの継母とその息子、とんでもないものに巻き込まれて…。

『パーカー』
拳銃を持った状態で揉み合いになった時、ステイサムが銃槍を取り出して首元に刺すのカッコよすぎだ。血まみれのを装填するのも良き!

『キラー・ジーンズ』
《全米が履いた》と、予告で謳っておきながらカナダの映画。想像通りジーンズが襲ってくる映画。履いているジーンズに絞め殺されたり、よろけて目がフックに刺さったり、バラバラになったり、なかなかグロい死に方するんだけど、そこは見せずに血がブシャーと噴き出すのみ。女性スタッフがジーンズを履く時に下着は映らないように配慮。比較的観やすい演出に。そして終盤はまさかの社会派に!
企業が裏で行っていた児童労働により命を落とした13歳少女が復讐する話だったとは…。でもそこまでシリアスではない。エンドロールでメイキングが流れるが、ジーンズの撮影はシュール笑

『ヴォイジャー』
ストーリーは良くあるSF映画ではあるものの、なかなかの拾い物。地球温暖化による飢饉で到達まで90年近くかかる惑星への移住計画を実施。子供たちを連れて行き、惑星に到着するのは彼らの孫の世代。準備期間も含めると100年以上の時間があるのにも関わらず、108分にまとめ上げたアルバトルス。舞台は2060年とかなりの近未来。

『ラン・ハイド・ファイト』
学園青春×『ダイ・ハード』
元軍人パパのスナイパー狙撃最高!
スペイン語の先生のヌードシーン全く意味無かったwww

『バーニング・ダウン/爆発都市』
続編の成功例。義足アクションは最強すぎる。前作を余裕で超えてくるアクション水準の高さ。爆破や銃撃戦が見どころだった前作に対し、今作は細かいフィジカルアクションが凄い。女性エージェントの活躍も良い。

1941/モスクワ攻防戦80年目の真実』
ロシア版『西部戦線異常なし』衛生兵マーシャ、砲弾兵アレックス…。主要メンバーがティーンで、戦争が終われば教育が待っていた。予告編で「戦場の悲惨さを映す」と謳っていた割には、コメディやラブロマンスもあり、比較的観やすい戦争映画だと思う。戦いの真っ最中で撤退命令とか出るの?

■パルシネマベスト10

ハルシネマしんこうえんさんでは、2本立て、朝パル、オールナイト上映、ピアノ伴奏上映などで41本鑑賞。『クーリエ/最高機密の運び屋』『MINAMATA -ミナマタ-』は去年の新作ベスト10に入れているので外している。

⑩『復讐者たち』
復讐=正義では無い。こういう歴史は知っておくべき。

『梅切らぬバカ』
加賀まりこさんの役どころが素敵。塚地さんの演技が上手すぎて、本当に障がいを持った人にしか見えなかった。障がい者の人たちとどのように関わっていくべきなのか、考えさせられた。

『ブータン/山の教室』
ブータンは幸福度が1位だったらしい。

 『サウンド・オブ・メタル』
不自由な耳が拾う不協和音は映画館で観られて良かった!アカデミーの音響賞、編集賞も納得。

『消えない罪』
凄い…!
サンドラ・ブロックの見方が180度変わる精巧な脚本。これがNetflix限定なのは勿体ない。警察官殺しの罪で20年服役後、仮出所したルース。養子縁組にされた妹と引き取った里親。かつてのルース宅に住んでいる弁護士家族。殺された警察の家族。彼らの運命が交錯する。

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』
全体的な雰囲気はとても好き!過去作を観てないと分からないとか、2時間半〜3時間あるとか、最近の映画に疲れ気味だったのでたまには良いよね。エル・ファニングとティモシー・シャラメが美しすぎ。世界一エ○い学生カップル高校時代に新聞部だった身からすると、取材先であんなことに巻き込まれたら勘弁してくれよ…って思う。

『巴里の女性』
駅で荷物を投げ捨てた人、チャップリンなの!?

『サマーフィルムにのって』
高校時代に観たかった…!

私の高校の文化祭では、映画を撮影して流すのではなく、クラス劇をしていた。コロナにより、私が3年生の年は文化祭が中止になり、クラス劇をすることはできなかった。もし実現していたら、こんなドラマが待っていたのかもしれない。ハダシにとっての時代劇のように、自分は思い入れあって大好きなのに周りの人達は興味無くて理解されないものってあるよね。ブルーハワイ、ハダシ、ビート板… 本名は分からないけど、あだ名で呼び合うのに友情を感じる。

『すばらしき世界』
《世間は冷たく理不尽。でも素晴らしい》
世間は冷たい。再犯率が高いこと、その理由が分かった気がした。役所広司さんの演技が最高。六角精児さんとの関係も良い。

『スパイの妻』
黒沢清の味が染みた良作サスペンス。

下半期は夏休みがあるので、旧作をとにかく見まくろう!と思う今日この頃。

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