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ユキガオのエッセイ

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日々思ったことや考えたことを綴るノートのまとめ。
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2016年2月の記事一覧

イタズラがくれた反省。

イタズラがくれた反省。

ある日突然、ボールペンの芯が入れ替わっていた。

赤と青と緑と黒とシャーペンが一本になったボールペン。会社の机の、ペン立てに立てているペンだ。赤を使おうとしたら、青いインクが出てきた。

一瞬、自分の目を疑った。脳みそがフリーズした。カボチャだと思って食べたら実はアボカドだった、みたいな感覚だ。

芯を替えることのできるタイプとはいえ、勝手に芯が入れ替わるなんて、あるはずがない。もちろん自分で入れ

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生きてることと死んでくこととと。

生きてることと死んでくこととと。

「今言えること それはなんだろう
生きてることと 死んでくことと
それくらいです
他にも何かないかと思いまして歌を歌ってるわけです」

これは、RADWIMPSの「ます。」という曲の一節。

話は変わるけれど、数年前、プラネタリウムへ行った。昔から星を眺めるのが好きで、地元にいた頃は庭で夜空を見上げたり、家族でプラネタリウムに行ったりしていた。

社会人になってからは初めてのプラネタリウム。そ

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方言、使いよる?

方言、使いよる?

方言って、外国語みたいだ。

話そうと思っても、簡単に真似することはできない。真似してみたところで、それは決してネイティヴにはならない。ネイティヴの人が聞けば、発音やらイントネーションが違うということがはっきり分かる。

ネイティヴみたいに話したかったら、その土地に住むのが早い。もしくは、その言葉を母国語とする人たちに囲まれて生活することだ。常にネイティヴの言葉を聞き話すことが、ネイティヴに近づく

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化粧は男に見せるためにするものではない。

化粧は男に見せるためにするものではない。

女が化粧をするときは、自分を武装するときだ。

戦国時代の武将が立派な鎧兜を身につけるように、女の化粧は自分を鼓舞する意味がある。「よしっ!」と気合いを入れるような。

だからどんなに朝が早くても、化粧をする時間はしっかり確保する。ご飯を抜いたとしても、化粧だけは手を抜かない。

男職場で男性と同じような仕事をしているからこそ、こういう「武装」が必要だと思っている。男性はそのままで戦えても、女は着

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この世に生まれた記念日だから。

この世に生まれた記念日だから。

誕生日って、本当は産んでくれたお母さんに感謝を伝える日だと思う。

お母さんは、子供の誕生日がくるたび産んだ日のことを思い出すんだろう。幸せになってほしい、と強く思ったあの日のことを。何十年経っても。

とはいえ、誕生日は生まれてきた本人が主役の日でもあると思う。そして祝いたくなる。「今日は君が生まれた記念日だね」って。「またひとつ歳を重ねることができたね、おめでとう」って。

そんな日だからこそ

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幸せには、なれないと思う。

幸せには、なれないと思う。

何かが壊れるところを見ると、心が苦しくなると同時に、すっとする自分がいる。

「あぁ、やっと壊れた」「やっぱりね」って。

人間関係は、もろい。簡単に壊れる。何かをきっかけに、ぼろぼろと崩れていく。

だから、好きな人ができて、その人を自分のものにしたとき、嬉しくなると同時に「いつか壊れるんじゃないか」と不安になる。

壊れないくらいに強い関係を作ればいいじゃないか、と思うけれど、そんな関係を作ろ

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早起き習慣は作れる。

早起き習慣は作れる。

早起きが苦手な人は多い。しかし、早起きにはコツがある。苦手な人は、それを知らないだけだ。

夜型人間の人にとって、早起きは拷問でしかないだろう。眠くて眠くてたまらないのに、無理やり体を起こすなんて、まともな人間のやることじゃない。そんな風に思っているのではないだろうか。

私は平日、5時起きだ。早い日は、4時に起きて6時半から仕事を始めていることもある。こんな生活をもう9年ほど続けている。

学生

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待たされる可能性も含めて「選択」している。

待たされる可能性も含めて「選択」している。

私は待たされるのが死ぬほど嫌いだ。

待ち合わせ時間に平気で遅れてくる人は、待たせる相手のことを何とも思っていない。待たせるということは、相手の時間を奪うことなのだ。それなのに平気でいられるということは、相手を見下しているとも言える。「お前の時間には価値などない」と。

…ちょっと言い過ぎた。

何が言いたいかと言うと、「人を待たせるのは良くないことだ」ということ。相手は、あなたを待っている間に他

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手作りチョコって嬉しいですか?

手作りチョコって嬉しいですか?

本日はバレンタインデー。今日までデパ地下のチョコレート戦線は行われているのだろうか?

バレンタインに関してはブログにも記事を書いたけれど、色々と思うことがある。

手作りチョコはありか無しか。たまに「他人の手作りは食べられない」という人がいる。潔癖症なのだろう。気持ちは分からなくもない。どんな状態で作られたか分からないし、下手すると何が入っていても分からないのだから。

私は昔から母がお菓子を手

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恋がしたくなって。

恋がしたくなって。

月9ドラマを観ていると、恋がしたくなった。

今回の月9ドラマは、20代前半の子たちの青春物語。私よりずっと若い世代だってことはわかっているけれど、心情だけはすっかりドラマの世界に入り込んでしまう。

好きな人がいて、その好きな人には別の好きな人がいて…といった具合に、なんとも上手くいかない恋が描かれていて、観るたび胸がぎゅっとなる。涙するヒロインに感情移入しては泣き、上手くいかない恋模様に苦しく

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嫌いになる弱さ。

嫌いになる弱さ。

私は簡単に人を嫌いになる。

嫌いになる基準はいくつかある。まず、匂いや言動が生理的に受け付けない人。これは申し訳ないけれど、どうしようもない。遺伝子レベルで苦手なのだ。

敵意を持って接してくる人もダメだ。その敵意を敏感に感じ取ってしまって、いちいち傷付いてしまうからだ。そもそも敵意がある時点で、おそらく私のことが嫌いなのだろう。その事実がすでに不快なので、できるだけ自分の視界から外しておきたい

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日帰り旅行の効能。

日帰り旅行の効能。

旅行は、少し気合がいる。荷造りからスケジュール作りまで、きちんとやろうと思ってしまうからだ。しかもスケジュールはけっこう詰め込む。行ったら行ったで疲れるのだ。

旅行、というと「頑張ってあちこち回らなくちゃ」と考えてしまう。貧乏性であるがゆえに、旅費の分は元を取りたいと思ってしまうのだ。高い旅費を使って出掛けるのだから、有意義な旅にしようと頑張る。

その結果、たしかにあちこち回れるのだが、疲れた

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お土産が嬉しい理由。

お土産が嬉しい理由。

お土産は、選ぶのも楽しいけれど、やはりもらうのも嬉しい。

どこか普段と違う場所に行ってまで、私のことを思い出して「これ、買っていこう」と思ってくれることが嬉しい。それが私の好きな食べ物だったり、私に似合うと思って選んでくれたものなら尚更だ。

お土産といえば、いつも思い出すのは弟だ。

弟は、小学校の修学旅行で水族館に行ってきた。帰ってきたところで、私にイルカの写真が入った下敷きと、ノートをお土

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本当に大切なものは少ない。

本当に大切なものは少ない。

恋人に求める条件は?と問われたら、私は間違いなくこの3つを挙げる。

①タバコを吸わないこと
②ギャンブルをしないこと
③働く意思があること

大の嫌煙家である私にとって、①の条件は外せない。また、「ギャンブルにのめり込む人は心が弱い」と思っているので②も必須だ。③は、怠け者でなければ良いと思っている。

これらの条件に合う男性は、世の中にごまんといるだろう。私がこれまで出会った男性も、大半が当て

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