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ユキガオのエッセイ

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日々思ったことや考えたことを綴るノートのまとめ。
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2016年4月の記事一覧

失意への対策。

失意への対策。

どうしたらいいか分からなくなるくらい混乱して、落ち込んで、失意のどん底にいるとき。つい、人に頼りたくなってしまう。

こんなことがあって苦しいんだ、と誰かに話すことで甘えたいから。「辛かったね」「あなたは悪くないよ」と言ってほしいから。

甘えさせてくれる人というのは、必ずいるものだ。それは家族かもしれないし、友人かもしれないし、自分に好意を抱く異性かもしれない。

甘えて、慰めてもらって、心に開

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みんな、応援してるんだよ。

みんな、応援してるんだよ。

人を信じるのが怖い。

いや、正確に言えば「人を信じて裏切られて傷付くのが怖い」のだ。私は弱い人間だ。

すっかり「周りはみんな敵」思考が染み付いてしまっている。家族や長年付き合いのある親友たちを除けば、基本的にみんな敵。

人を信じられないから、自分の味方であると思うことができない。誰も私のことなんか味方してくれるわけなんてないと思っている。

その結果、自分のことを人に話せなくなった。

「ど

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美しい言葉を使いたい。

美しい言葉を使いたい。

日本語は、美しいけど難しい。

同じものなのに色んな言い回しがあることや、「てにをは」が正しく使われていないと意味が通じなくなること、相手と自分との関係性で言葉を変えなければならないこと…

正しく書こうとしたり話そうとすれば、気をつけるべき点はたくさんある。普段、私たちは無意識にそれらを考えている。

だけど、たまに妙な日本語を使う人がいる。なんとか意味を汲むことはできるけれど、違和感を覚えるの

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なかったことにする能力。

なかったことにする能力。

さっき少し言い合いになった人とでも、平静を装って話ができる。

昨日ケンカした相手にも、また今日は笑って挨拶をする。

こういう風に「なかったことにする」のは、ひとつの能力だと思う。できない人には、できない。この能力を身につけた人だけができることだ。

幼い頃は、友達とケンカしたら「もう絶交だから」と言って何日も話をしなかった。目も合わせず、互いに存在しないものとして過ごしていた。

それが、成長

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声の魅力。

声の魅力。

サウンドノートを投稿したり、人が投稿したサウンドノートを聴いていて、思ったことがある。

声を聞くことで親密感が増す、ということだ。

電話がその代表だろう。これまでは文章のやりとりしかしていなかった者同士が電話で話した途端、一気に距離が縮まることがある。これはその人の声色や息遣いを耳元で聞くからだ。

声のトーンや口調からは、その人の性格や育ちが見えてくる。人として魅力的な人は、話していてそれが

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嘘はキライだ。

嘘はキライだ。

エイプリルフール。社会人になって嘘をつくことはなくなったけど、世の中にはここぞとばかりに嘘をつく人がいる。

それが分かりやすいものであったりユーモアであればいいが、人を騙すようなものや期待させるようなものであれば、その嘘は頂けない。

私はそもそも、嘘がキライだ。嘘が人を幸せにすることは少ないと思うからだ。嘘をつかれることは仕方ないにしても、自分は嘘をつかないでいたい。

ごまかすことも苦手だ。

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