「運命」なんて言葉で片付けてしまうと妙にチープなんだけど、どう考えてもそうとしか思えないような出来事はあるもので。

これを始めてなかったら…
こんな話をしていなかったら…

そんな過去の一つ一つの出来事が全て今に繋がっていて、どこかのピースがひとつでも欠けていたら今この瞬間は完成しないんだなぁと感じることがある。

会社を辞めなかったら…
陶芸を始めなかったら…
京都に住まなかったら…
ブログを始めなかったら…
あの人達と出会わなかったら…
あのイベントを企画しなかったら…

元をたどればどこまでも遡れそうな気さえする。

だけどどれも、選んで決めたのは自分で。

会社を辞めることも
陶芸を始めることも
京都に住むことも
ブログを始めることも
人と会うことも
イベントを企画することも

自分が決めて動かなければ、なにひとつ叶わなかった。

そう思うと、やっぱり自分の人生を動かしているのは自分なんじゃないかと思えたりして。

だから運命というよりは、「タイミングを作っている」ということなのかなぁ、と。

いつかやってくる「最高だなぁ」と思える瞬間のための種まきをして、いつかそれを収穫するため丁寧に水やりをする。

その繰り返しが、「運命」って言葉でくくりたくなるような出来事につながってるんじゃないかなぁ、と。

そう思うのです。

＊ ＊ ＊

ワクワクすることを片っ端からやってみて、心から楽しくて、でもいつも必死で。

そんな毎日を送っていたら、必ずその瞬間はやってくるのだなぁと思う。

「あぁ、これは運命なのかもしれない」

なんて、安っぽくて甘いセリフがふいに浮かんでしまうような瞬間が。

ユキガオ