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【小ネタ】上京と地元

今日は小ネタを。

TOWER RECORDSのサイトにこんなページがある。

上京する時に聴きたい曲のリストと、

地元に帰ろうソングのリスト。これが帰省なのか、それともUターン就職など住む場所を完全に移すという意味での「帰る」なのかはちょっと分からないのだが。

それぞれのリストを見ていて気付いたのは、上京ソングなら3曲知っているが、地元に帰ろうソングは1曲しか知っている曲がなかったということ。これが何を意味するか?

上京ソングは有名なものが多く、それはわたしなどの耳に届くほどだけれど、地元に帰ろうソングは正直人口に膾炙しているとは言いがたいのかもしれない。言い換えれば、広く知られることになる上京ソングを書かせるほど「上京」への憧れのエネルギーがいまだ強い一方で「地元」にはそれほどのエネルギーがない(エネルギーを失った)ということなのではないか。

誰もが口ずさめる地元ソングというのは、この先現れるのだろうか?そもそも地元はそれぞれ違うから、みんなの思いを重ねられるような一つの作品は作り得ないのだろうか…?「郷愁」で繋がることの限界?

ところで、かなり昔読んだ本に「上京がテーマの歌謡曲が流行り、若者が都会を目指して困るので、都会は大変なところで、こんなはずじゃなかった、都会なんてうんざりだ、という内容の歌謡曲を流行らせようとした」というようなことが書かれてあったように記憶しているのだけれど、あれは何の本だったのだろう。

🍩食べたい‼️