毒蛇ハブについて

前、奄美大島へ珍しい蝶を探しに行った事があったのですが、毒蛇のハブがいるという事なので、保健所で血清の注射を借り、森の奥へ奥へと分け行った事がありました。 

歩きだしの頃、さっそく見たこともない蝶があらわれ、夢中になって捕虫網を振り回したのですが藪があり、藪の中に突っ込んだそこに側溝があるのがわからずかなり深い側溝に落ちた事がありました。簡単には藪もあり起き上がれませんでした。バタバタやってて、もしそこに毒蛇のハブが居たらまず間違いなく体の何処かを噛まれていたでしょう。今思い出してもゾッとします。

その後湿った森の中で蝶の蛹を探したんですが、だいたい私はハブは地面にいるとばかり思っていたものですから、珍しい蝶の蛹を探そうと枝を1本、1本引き寄せて顔を近付けて探し廻ったのです。枝を分けて顔を近付けた先に目の前にハブがいたらどうなっていたでしょう。ハブにしたら目の前でガサガサやって顔を近付けてきたのですから。教訓は何事も夢中になりすぎず最低の知識は持っておくべきだという事です。何処に命の危険があるかわからないのですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?