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#職人
伝統工芸品の宣伝文句の「これを作れる人はもういない」というものは、その界隈の当事者と自負する人なら恥だと感じるのではないでしょうか?
伝統工芸界隈では良く 「この仕事が出来る人はもう随分前にいなくなってしまって、こちらは最後の作り手さんによる貴重なものなんです」 という感じで営業をかけますよね。 「この貴重な素材はもう無い」みたいなものもあります。 こんなアレンジバージョンもあります。 「当代で10代目になります友禅染の〇〇屋の資料館に残されているこちらの着物は、実は7代目の娘のために特別に作られたもので、この生地も、染も、現在ではもう出来る人はいません。ですからこちらは大変貴重な着物なんです」