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仁平幸春の考え

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制作に関する考え、その他雑感を綴っております
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#コラム

美味しいけども高級品になれないもの

先日ウチの娘が、妻がつくった前の日の野菜スープに、コーンが追加されたのを見て「コーンはと…

フォリア工房の「更紗」について

日本で「更紗」と呼ぶものは、インド更紗、インドネシアのバティック、ヨーロッパ更紗、和更紗…

資質と才能は運用する感覚で使う

noteで、#社会人1年目の私へ というテーマを募集しているのを眼にして、何か思いつくかな・・…

創作仕事で感覚が異様なほど敏感である必要はないと個人的には思います

先日書いた「過敏と鋭敏は全く違う世界」という記事 と似た内容のものを2015年10月10日に以前…

過敏と鋭敏は全く違う世界

このnoteに似たテーマを既に投稿済だと思うのですが、noteには自分の過去記事の検索機能が無い…

めんつゆ否定論者なら

(クドいですけど、笑) ちょっと前にTwitterで、自称グルメな男子が「メンツユ使って料理を…

めんつゆを使っちゃダメだなんて!

以前、ネット上で『料理にめんつゆ使う女とは付き合えない』なんて話題が沸騰していましたね。 時折、このような話題が出て来るようですが、元料理人の私が、一般の人に家庭料理を教える際に、特にリクエストが無い場合は、むしろ市販の出汁系製品を上手に使う方法を教えます。だって、みんな日々の生活に忙しいぜ。面倒じゃん。「きのう何食べた?」のシロさんもめんつゆ愛用者だぞ。笑 そもそも、例えば和食の出汁を、ちゃんと食材から出汁を引いて料理しても、そのへんに売っている低品質のかつをぶしや昆布

お金を引き寄せる才能のある人ばかりではないしねー

【お金のことなんて考えなくても、良い仕事をしていればお金なんて後からついて来る】 と、し…

立場が変わっているのに変われない人

銀行系や中小企業経営のお話がとてもおもしろい池井戸潤さんの小説のなかで、こんな話があって…

絵を習うと失うものと、絵を習ったから描けるようになるものと

絵を習わないと描けない絵があるのと同様に、アカデミックな絵の技法や理論を学んで練習し身に…

似ているけども違うものは沢山あります

「似ているけども実は違うもの」は世の中に沢山ありますが・・・ 一つの例を。。。 私の染め…

同業者に話が通じにくい

私がこのnoteに書いているようなことは、いつも話していることをただ文章に起こしているだけな…

古典を扱う際には

私が古典を扱う際には、 「古典」を扱うということは「自分の師匠や、自分の前世代の有名作家…

日陰にあるからこそ魅力あるものを日向に出す無粋さ

「日本の春画はエロ本みたいなゲスいものじゃなくて、高尚なゲイジュツなのだ!ほらみろ、日本人がそのゲイジュツ性に気づかず隠していたものを、ヨーロッパの人々はゲイジュツとして美術館で展示しているじゃないか!全く日本人は文化を分かってない!」 と、いきり立つ人がおりますが、わたくし個人的には、日本の春画やその他の国々の「かなり激しい性的表現やグロ表現のなかで、湿度のあるタイプのもの」は「日陰にしっとり咲く淫猥な花のようなのもの」で、そのような「影の場」においてこそ最も美しく、真価