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日々是うふふ

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「うふふなミカン」を通じてこころが動くこと、あれこれ。食べる人・つくる人がつながることで起きる化学反応あれこれなど綴っています。
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#農業

しずおか茶町体験記〜1~

静岡が誇るお茶文化を象徴するのが「茶町」(ちゃまち)と呼ばれるエリア。江戸時代、将軍家御用達としてお茶を献上していた歴史もあり、独特の商業文化があります。 お茶には独自の取引市場があるってご存じですか?とくに5月は活気にあふれ、まさに売り手との真剣勝負!2018年と少し前になりますが、体験ツアーの記録を改めて。圧倒的素人目線での茶市場体験記です。 お邪魔したのは株式会社静岡茶市場。日本で最初にできた茶市場で、静岡県産だけではなく鹿児島など全国のお茶が集まります。市場は売り

農家のお茶、お届けします

〜農家が飲むお茶〜無農薬・手摘み新茶 さて5月と言えば、茶どころ静岡では新茶の季節。 当園でもちょうど八十八夜にお茶摘みをして地元の製茶工場に揉んでもらいました。 実はこの製茶工場、日本で一番高価なお茶を売る茶商と取引をする実力の持ち主。(社長が父の先輩。私も子どものころから知っているおじさん。)このおじさんのウンチクを聞くのが楽しくて仕方ありません。栽培の仕方、摘み方、出荷のタイミング、製茶の技術、どれ一つとってもお茶にはお茶の深―い世界がありとても興味深いです。 ち

農家はマルチクリエイター

 写真、かわいくないですか?( ´艸`)自分で撮影していてうふふを軽く超えてゾクゾクしました。こういう瞬間、本当にシアワセです。これはうちのうふふなドライミカンに地元の凄腕パティシエにお願いをしてクーベルチョコレートをかけた「うふふなミカンショコラ」です。もちろんこのプロダクツのご紹介もしたいのですが、今日は農家の「マルチクリエイター」っぷりについて。  うふふなミカンを始めて今年で5年目。農業の専門の勉強をしたわけでもない私は作業を覚えながら、どうやって自分の想いを届ける

農家的なお茶の話

今年の新茶は飲みましたか? お茶に含まれる茶カテキンの1種がインフルエンザウイルスの表面にくっつき喉などの細胞にウイルスが付着することを阻害する、またインフルエンザの型は関係なく新型でも旧型でも笑 効果が期待できるという研究結果が注目されています。あくまでラボでの研究段階ですがなんとも心強い情報ですね。 「でも日本のお茶は農薬漬けなんでしょ?」 そう思われた方、農家的なお話、ちょっと聞いてください。 実は新茶の茶葉は基本的に農薬の散布はありません。(静岡県しみず農協ガイ