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【山あそび】もし登れなかったら?

先日、仙台市にある「黒鼻山」という山に登ってきた。
標高842mと「里山」と言われる高さ。
仙台の登山愛好家のちょっとしたトレーニング場所として親しまれている。

山頂


登山道は東側から二本。北の泉ヶ岳へと伸びる登山道に合流する。
西側と南側に登山道はない。
南側の尾根は以前に2度ほど歩いた。
今回は西側からアプローチ。
レポはこちら。

登山道はなく、地図で登れそうなルートを探して計画を立てる。
この計画を立てている時が楽しい。
ボクにとって、登山の楽しみの半分以上がこの計画をたてるということかもしれない。
実際の登山はそれを確かめに行くという気持ち。
こういうことをやっていると、時々、
「もし崖とかあって登れなかったらどうするんですか?」
なんて聞かれることがある。
答えは簡単。
「戻ってくる」
それだけ。
これ以上は危険だと感じたら、あっさり帰ってくる。
登山=山頂に立つ、という考え方の人には理解できないかもしれない。
もちろんその楽しみもわかるし否定もしない。
でも、こういう登山の場合、登れることが分かっていて登ることに、あまりワクワクしない。
もちろん、登れないことが分かっていてチャレンジしたりもしない。
それは無謀なだけだから。
チャレンジをしながら、登れる範囲、できる範囲を広げていく。
その作業が楽しい。
こういう考え方って、登山だけじゃなくて、生き方にも関わってくるんだろうと思う。
今回は結果的に、尾根筋には獣道がしっかりついていたし、人間が歩いた形跡もあり、比較的楽に登頂できた。
やってみると、意外とあっさりできちゃうことも、登山は人生って感じがする。

獣道
山の恵み

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