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本の話と、今月読んだ本(by読書メーター)

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こんな本読みました。野中から、いくつか感想チョイス。移動図書館の話も。
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ちょっと本屋に行ってくる。/藤田雅史

たまたま行った書店の棚で、たまたま手にしたら。 いつの間にか家にお迎えした、稀有な一冊(冒険とも言う) 本にまつわるエッセイ。本好きなら「わかるう!」を連発しそう。 ・本屋さんへ行くと、トイレに行きたくなる説(青木まりこ現象っていうのか) ・待ち合わせは、書店がベストだと思う ・仕事場の本棚を、どう並べていくか?の発見。 中でも「風邪薬としてのマンガ」の考察は。 小説じゃなくてマンガ、なるほどねー。 (余談ですが、秋元康氏が昔のエッセイで。 「風邪をひいたら、1冊の本を

2024・4に読んだ本を振り返り

⭐️27冊(累計96冊)⭐️ 🟣No.1 「これは経費で落ちません!経理部の森若さん10・11」 しばらく読んでなかったのでどうかな?と思ったけど。読んでよかったこの急展開。10ではお仕事一色、11では結婚のこと。うなづくところめちゃくちゃあった 🟣「緊立ち 警視庁共助課」 乃南さんの警察物、外さない。見当たり班と広域捜査班、それぞれの女性刑事の仕事ぶりをメインに、なおかつ私生活の諸問題。ミックスされてた。 🟣「高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」 スズキ

風の中に立て〜伊集院静のことば〜

唐突ですが、私にとって作家:伊集院静さんは。 「口数は少ないけど、いざという時には味方になってくれる、博識な伯父様」 そんなスタンスでした。 なので訃報を聞いた時は、ショックが大きかった。 先日出版されたこの本も、平台で何度も迷って手にしました。 特に最終章『サヨナラが教えてくれること』。 この章の言葉たちは、還暦近い私世代には響く。 一度は読みたい言葉たち。 そして伊集院さんが亡くなったからこそ、余計ジーンと。 また折を見てその著書、特に「大人の流儀シリーズ」。

2024・3に読んだ本を振り返り

⭐️26冊/累計69冊 🟣No.1:ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに聞け ・冒頭の相撲・プロレス。そこから攻めるのか!な目からウロコだったり。食エッセイの著者がここまで取材した、その力量に脱帽。 🟣熊本かわりばんこ ・書評を見て購入。私の目は確かだった。私より一回り位上の著者さんたちの、熊本での生活。かわりばんこのエッセイに、うなづくところ多し。 🟣夏空 東京湾臨海署安積班 ・首を長くして待っていた甲斐があった。短編集だけど、余計な話がないので読みやすい。こういう

筋肉と脂肪 アスリートに聞け/平松洋子

今日はこちら。食のエッセイを手がける著者さん。 「自分の体は自分が食べたものでできている」 「勝ちたいなら、自分の体は自分で考えて食べなきゃダメ」。 最初は相撲・プロレスという、分かりやすい種目から。 タニタの体重計の話では、人間は生まれた時から“測る“ことをしているとか。 女性選手の無月経、寮母さん、栄養士さんの話。 インタビューから得られた、著者なりの考え。 東京五輪での、食の話。 結構ボリュームあったのですが、スイスイふむふむ。 いろんな角度から進む展開が、興味

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

去年あたりから急にハマり出した、ジェーン・スーさん本。 このエッセイ、私が若い頃に出版して欲しかった!な指摘。 たくさんありました。 冒頭から「結婚ハウツー本ではない」とあり。 随所に出てくるのがこれ。 「女友達にやらないことは、付き合っている相手にもやらない方がいい」 なるほどなあ。 彼氏のことを思って、部屋へ掃除に行ったり。 今思うと自分が痛々しい存在だったのを、痛感します。 恋人と言っても、所詮は他人で、相手の心まではわからない。 一種のコミュニケーションなんだ

2024・2月読了本を、振り返り。

🟣23冊(累計43冊)🟣No.1 やさしい猫 ・猫の話はほぼなく、入国管理局に収容された家族の話。その切り口が斬新で。 そうなんだなあ、と膝を打つことしかり。 🟣オヤジの細道 ・重松さんの古いエッセイが、またツボる。エッセイあまり本になってないので、楽しかった〜。40代もオヤジ、なのね。 🟣神主はつらいよ ・こちらも、へー!な内容。「穢れ」を払ってもらうということ。その辺りの知識や情報が、面白い。 🟣時効の果て ・5年ぶりくらいに、シリーズを手にした。その間の空白を感

何読む?どれ読む?

常時手元に4冊くらい、読む本がないと落ち着かない。 読めるのはその時1冊なのにね。 そんな禁断症状が出てきて、お迎えに行きました。 西村健さんは、好きな作家さん。だけど新刊チェックしてなかった。 一穂さん、平松さんは。最近お気に入りになった作家さん。 堂場さんの「追跡捜査係」は、読むのが追いついてなく。 気づけば5年。 「熊本かわりばんこ」は、紹介文を見て、探しに行きました。 小川さんは安定のエッセイ。寝る前に読もう。 で、堂場さんは新刊。これで追いついた。 さあ何読

カバー、お付けしますか?

本屋さんで聞かれるこのセリフ。 私は「いいです〜(だってたまにしか買わないし)」。 先日図書館で借りた本。 たまたまなのか、図書館的カバーがされていなく。 「これ絶対破る、自身あるわたし!」。 もしかしたら家のA4用紙で作れるかも。 やってみた。 ググったら、こんなのあった。honto会員(無料)だし。 上記サイトを見たら、コンビニプリントもできるとあったので。 機会があったら、印刷してみようっと。 家のプリンターはA4専用なので。 #ブックカバー #honto

旅する栞

数年前に買った、古本。 積読状態になっていたのを開いてみたら。 仙台市が住所の、書店オリジナルの栞が(福井だけど私)。 へー珍しいなあと、お店の名前をググったら。 8年ほど前に、都市開発があって閉店してました。 えええ!。 本じたいは、15年ほど前に出版されたもの。 そんなこともあるのね。 仙台には1度だけ、行ったことがあるけど。 どんなお店だったんだろう?。 栞一枚で、いろんなことに思いを馳せました。 #栞 #Booksみやぎ

2024・1月読了本を、振り返り。

🟣20冊🟣No.1 祖母姫、ロンドンへ行く!ロンドン5泊7日の旅。祖母姫様のご機嫌も見ながら、夜のロンドンも楽しむ。滞在先ホテルのスタッフ達との交流が、あったかかった。 🟣喫茶おじさん主人公の話を、過去の逸話を絡ませながら進むので。こういうおじさん、きっといるいる(似:蕎麦打ち)。著者作品では一番好き。 🟣おでんオデッセイ人生とおでんは、めちゃ似てる。同じ具だけではおいしくないし、いろんな違う具がぐつぐつ煮えることで、美味しい味になる。しっかりした味でした。 🟣新し

私が通信販売で、買わないもの

ネットで「ぽち」っとするだけで、すぐ配達→入手可能。 地方在住としては、ありがたいし便利。 地元店舗にないものが、気軽に買えるありがたさ。 でも一つだけ、ネットで買わないものがあります。 それは「本」。 ネット予約しておけば、ちゃんと届く。 だけどねー、本は本屋さんで買いたい。 お目当ての本を見つけた時の、「あった〜」の高揚感。 多分本屋さんで、スキップしているのは私かも⁈ #通信販売 #本の話

こんな大人になりました/長島有里枝

最近読んだ本、偶然の出会い。 と言うのも、長嶋有さん(「猛スピードで母は」等)を検索してたら。 よく似た名前の、著者を見つけて。読んでみた。 写真家・エッセイスト。 いくつか刺さった、フレーズを。 まだまだありました。 全く知らない著者から、新しい言葉をもらえる。 だから読書は面白い。  #読書感想 #こんな大人になりました

最近見つけたエッセイ

読む本は基本小説なんですが。 寝る前に布団に潜り込んで、うとうとしながら読む(寝落ちしたら最高)。 そんな最近見つけたエッセイたち(いずれも図書館)。 ①「息子が生まれた日から、雨の日が好きになった/幡野広志」 著者は写真家だからか、写真コーナーに置いてあって。 背表紙借り。闘病生活の話もあるけど、それ以上に今を生きる。 日々のことを丁寧に書いてあるのが好感度大。 ②「思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる/スズキナオ」 家族の思い出たちを、よくここまで