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ドレスデザイナー新家さん

オートクチュールデザイナーという言葉は
やはり、ドレスデザイナーの方に当てはまる。

デザインという視点で見た場合に
私の仕事でもあるジュエリーデザインとも
共通項が沢山あると思っていましたが、

なぜ彼の作品に

“こんなにも惹きつけられるのか?”

の問いに対して、

新家哲哉さんのアトリエに訪問したことで、
昨夜 “知る”ことができました。

ジュエリーのデザインにも共通した点は多々ありますが、
創り手が頭の中で描いたものをどのようにして
作品に表現するのか。

自分の思考と技術がより作品に直結して
表現されるものがドレスであり、彼の作品。
(ご夫婦でドレスをデザイン、制作されている)

新家さんは
“空想や夢を具現化し、新しい価値を創る”ことを
テーマに作品創りをしている。
ブランド名mutin(ミュティン)は
存在しないもの、異端、空想的なという意味があるそう。

表層だけのコンセプトや
後付けの付加価値やテーマは、
大衆の方に理解してもらうための
看板のようなものだと思います。

看板を作ることができるジュエリーデザイナーや
ドレスデザイナーは沢山存在すると思います。

ですが、
ごく稀に、看板づくりに注力をせずとも
人の想像力や価値観に直接訴えかけてくるような
作品を創作するクリエイターが存在すると思います。

まさに新家さんの作品や
創り出す世界観がそうだなと感じました。

直感で受け取った作品の価値を
言葉で表現するのは非常に難しいのですが
新家さんの作品にはそれを感じてしまいました・・・

世界的なブランドでパタンナーとして
身に付けた経験、知識、技術が
創作活動における、創造の基盤にあることは
もちろん言うまでもないのですが、
ファッションに携わると決意した時から
その創造性はスタートしていたのだと、
彼の言葉を聴くことで、
ごく自然と理解することができました。

彼の、
そしてご夫婦が創る唯一無二の作品の魅力は
今後さらに世界でも評価されると確信しました。

新家さんに出会えたこと、
またmutinの作品に出会えたことに
感謝します。

UK

▼mutin
https://www.mutin.jp/index.html


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