UK / jewelry designer

Nodule jewelry designer / SOCREATiON Artis…

UK / jewelry designer

Nodule jewelry designer / SOCREATiON Artistic director 日々の創作活動の事や考えていることを綴っています。

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今更ながら、自己紹介。

ジュエリーデザイナーのUKです。 父はジュエリー職人で、母はパッチワークの作家。 ジュエリーの道に進んだのは、父親の影響によるものが大きい。 自宅がアトリエ兼ショップであったため、物心ついたときから ジュエリーが身近にあるという、 少し特殊な環境だったのだと今思う。 アトリエでヤスリを動かす背中を見て育った私は 結果的に迷うことなくジュエリーの専門学校に行き、 卒業後はジュエリーメーカーのデザイナーとして 20年間、ジュエリーデザイナーとして企業に勤め、

    • ブランディングは1日にしてならず。

      売れる必然をつくることが マーケティングの概念であれば 中長期的に選ばれ続けるためには ブランディングはさらに重要になる概念だと思う。 中期的な未来を見るよりも 目の前のマーケティングに向き合いすぎる企業が 多いように思う。 ブランドは一日にしてならず。 ブランド化に向けて、確実に一歩一歩、歩んできた道が ブランド化に繋がると思う。 情報が溢れている今の時代、 何を選択するのか? 誰とパートナーを組むのか? 少し難しい状況にある。 100年以上、歴史があったとしても

      • YLS合同会社・代表 小原伸哉さんのセミナーで感じた心地いい違和感

        クリエイターにとって 今まで得た経験や興味、発想は 自身のクリエイションの分身みたいなものです。 ですが、 新たな視点を持つことによって 見えてくる世界もあるのだと。 そのように思います。 昨日、別の視点を持つことの重要性を改めて 認識できる出来事がありました。 YLS合同会社・代表 小原伸哉さんのセミナー 「間違いだらけのDXを正しく理解し成果を上げる」に 参加したことで、新たな気づきを 得たように思います。 昨日受けたセミナーなので、 若干まだ余韻が残っている

        • ドレスデザイナー新家さん

          オートクチュールデザイナーという言葉は やはり、ドレスデザイナーの方に当てはまる。 デザインという視点で見た場合に 私の仕事でもあるジュエリーデザインとも 共通項が沢山あると思っていましたが、 なぜ彼の作品に “こんなにも惹きつけられるのか?” の問いに対して、 新家哲哉さんのアトリエに訪問したことで、 昨夜 “知る”ことができました。 ジュエリーのデザインにも共通した点は多々ありますが、 創り手が頭の中で描いたものをどのようにして 作品に表現するのか。 自分の

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        今更ながら、自己紹介。

          ブランド価値の構成要素

          ブランドの価値を 構造で考える。 構造が弱いと、 長く住める安心な家にはならない。 逆を言えば、 ブランドの構造がしっかりしていれば、 長く住める家になる。 ブランドの設計を考えるときに 精神的価値 情緒的価値 商品的価値の 3要素がある。 どうしても、 商品的価値の善し悪しに目がいきがち。 同じようなプロダクトが溢れかえる ジュエリー業界。 宝石を自由にカッティングできる仕組み カッターさんとのパイプがもっと持てるように なればデザインの可能性も広がると思う。

          ブランド価値の構成要素

          日本のジュエリーの未来-3

          3DCGの技術が進化し、 これからジュエリー業界にも変化を もたらすのではないかと思います。 他の業界にも言えることですが これからはもっとクリエイターが活躍できる場が 増えてくるのは、とても楽しみなこと。 ですが、 3DCGの分野においても 日本のジュエリー業界はかなり遅れています。 鉛筆で描いていたものを CADで線を引き、面をはれるようになったことで 満足してしまい、想像力の欠如が とても深刻な課題だと思う。 あまりにも同じ顔のプロダクトが溢れすぎていることに

          日本のジュエリーの未来-3

          なぜ、芸術があるのか?

          久しぶりにこのテーマに少しだけ向き合う。 芸術とは何か? 本質的な部分を改めて、見つめ直すことで 創作活動の迷いを払拭したり 進む道をまた鮮明に導き出してくれると思う。 今日は自分の言葉ではなく、 書籍「岡本太郎・今日の芸術」 横尾忠則さんの序文を抜粋しながら以下、書いてみたいと思う。 なぜ、芸術があるのか? 芸術というと、なにか華やかで高級なもののように思われてしまいます。 しかしまた、わかったようなわからないような、まことに、 とらえどころがない。

          なぜ、芸術があるのか?

          ジュエリーにイノベーションを。

          チャレンジングでエキサイティングな取り組み。 まだ見ぬ未来に向け、あるべきジュエリーの未来を創造しよう、 というのがテーマ。 ジュエリーという様式美には、 やはり素材と技術の持つ役割は大きい。 今後到来する世界、 例えばそれがデジタルソリューションであったとしても、 ジュエリーの役割、ファッションへの渇望は、 人の想像力に依存すると考えます。 どんな時であっても、あなたの想いで、あなた自身を飾って欲しい。 そして、それは紛れもないジュエリーであって欲しい。

          ジュエリーにイノベーションを。

          ジュエリーメイキングの探求

          今現在、身に着ける事が出来るジュエリー。 重さや温度。 美しく輝く素材の魅力。 手に取り、身につける事で得られる感覚的な充足感。 それは、装飾品の大きな魅力である。 ジュエリーという概念にある伝統・文化・歴史と合わせ、 有史以前から培ってきた人がなし得る想像力と技術力で、 限りある資源に敬意を持ってジュエリーを作り上げる。 また、これを通じ、テクノロジーによる新しい提案や、 制作を通して、次なる世代への伝承など、 過去と未来をつなぐ役割も果たしていきたいと

          ジュエリーメイキングの探求

          ジュエリーというアート

          新たなカテゴリをカタチへするために、意欲的な取り組み。 これまで、ジュエリーとは その概念から形や物質的な要素が存在意義となっていました。 ジュエリーという様式美に込められたストーリーを、 アートというジャンルで解放出来ないか、と考えています。 ジュエリーが製品として完成する少し前。 始まりは意識の世界であり、美しくなる理由が隠されています。 そこにはバックグラウンドやジュエリーとして形作られていく時間の移ろいなど、これまでの製品では見せる事、伝える事の出来なか

          ジュエリーというアート

          顔の無い産業

          見方はさまざまで、色んな意見もあると思うのですが 自分主導で切り開く力と確固たる意思が必要なので 決意を込めて綴る。 昨日、ジュエリーの授賞式があった。 最高位ではなかったけど、 日本で最高の権威のアワード という中での受賞。 もちろん、きっかけをもらったことについて 感謝はある。 しかし 当然会場へ行く訳だから、行かなければならない理由がある。 つまりは [自分の言語で] 伝えられる機会があると思っていた。 物の良し悪し。 美しいか否か。 技術力はどうか。

          顔の無い産業

          機能が不足していても、意味がある方が残る時代。

          ジュエリーデザイナーや職人などものづくりを担う人の 環境の変化を少なからず感じる今日この頃。 今日はぼんやりと、思ったことを書く。 ぼやーーーーってした表現で書き、想像はおまかせです。 基盤や志がない状態で ブランディングやマーケティング的な概念を無理くり 組織に組み込もうとすることで、 劣化していく日本のジュエリー企業を見かける。 最終的な結果だけに意識を向けすぎてしまったり 機能的な評価ばかり気にしすぎる日本企業のありがちなパターン。 自動車業界もジュ

          機能が不足していても、意味がある方が残る時代。

          点と点が繋がり、新たな世界が見えてきた。

          点と点が繋がり、新たな世界が見えてきた。

          日本のジュエリーの未来-2

          2日前に淡々とドライに日本のジュエリーの未来について書いた。 この先、日本のジュエリーには未来がないとゆうことではなく、 選択が迫られているとゆうことに意識していない業界であるということ。 デザイナーやクリエイターの方がもっと必要とされる業界であるとゆうことが1番伝えたいポイント。 ドライに綴っているようで、実はワクワクする世界だ。 他の業界が5年前に取り入れるマーケティングの概念を やっと知り始めた日本のジュエリー業界。 知ること→行動に移るのにおそらく数年か

          日本のジュエリーの未来-2

          私の中で今も生きている言葉。

          ジュエリーデザイナーのUKです。 父はジュエリー職人で、母はパッチワークの作家。 ジュエリーの道へ進むきっかけは 父親であることは間違いないが 祖父の影響は計り知れないものがあると思う。 祖父は絵画や骨董品のコレクターでありながら、 自身も水墨画の個展を開催するなど 日常からジュエリーやアートが混在する家系であったことは 結果的に今の自分が目標としていることに通じていると思う。 祖父はコレクターとして贔屓にしていた木村忠太の作品を 日本で一1番コレクション

          私の中で今も生きている言葉。

          日本のジュエリーの未来

          今日は淡々とドライに日本のジュエリーの未来について書くことにした。 淡々としているが、大事な話だと思うし、 ジュエリー業界のクリエイターの方には特に読んでもらいたい話。 個人的な見解ばかりだが、ジュエリーを通じてものづくりで食べていきたいと考えている人の何かヒントになればと思う。 日本のジュエリー業界は年々縮小し、 世界の宝飾品市場は成長している。 同じ成長曲線が描けないのは、 ジュエリー業界の根本的な仕組みや業界自体の構造に課題がある。 と連チャン投稿してい

          日本のジュエリーの未来