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実家ご飯の美味しさの秘密

 しばらく法事で実家に帰っていた。前回の帰省時、次は長くと思っていたけれど、なかなかそうもいかないものである。こちらに用事があったり、寝ない子泣く子のチビ子さんがいると仕事に差し支えると母に言われたり。
 長居は困るものの、母に歓迎の気持ちはあるのである。あれこれと食べ物を用意してくれていた。滞在にあたり献立をどうするか気になるのも長居が困る理由らしい。適当に自分で作るよと言っているんだけれど。実家は母の城だし、領分にあまり入られるのも抵抗あるということだと思う。

 最初の晩ご飯はホワイトシチュー。奥は左から、もずく酢、漬物(私が最も好きな漬物「つぼ漬け」風と野沢菜)、天ぷら、ひじき。手作り好きな方からのいただきものが多いらしい。もずく、市販のと違って酸味が強すぎず、もずくの味がしっかりしていて美味しかった。漬物も。

 いただきものの大根があるとのことでおでん。奥にはすき焼き風の煮物。チビ子さんはコンニャク好きなので喜ぶメニュー。
 母だけでなく、私も友人に会ったときに大根をもらった。家庭菜園にはまっているお父さんたち。野菜高騰の折り、ありがたいのである。大阪も郊外になるとそんな感じ。
 大根は甘くて柔らかくて美味しかった。おでんの中ではスジ肉が一番好き。チビ子さんがいるので串から外して盛り付け。

 弟も帰ってきて、前日にプラスされたご飯。すき焼き風煮物に私は玉子を落とし、母はナスを焼いた。ひんやりとした焼きナス、美味しい。

 どうしても食べたい、と母はエビフライを作った。チクワとウィンナーもフライにするのが我が家の定番である。お弁当にもいい。甘くて美味しいプチトマト「優糖星」を添えて。プチトマトは私のリクエストである。
 母が沢山揚げているのを見て、「作りすぎではないの?」と思わず言ってしまったのだが、余っても食べてしまうし、つまみ食いもするわで多すぎることはなかった。

 そうだやはりアレを、と母が作ったのが煮豚。タレを継ぎ足し継ぎ足しした煮汁で作る。ネギと生姜を入れて。こっくりとしているようで、意外と味が濃くない。ホロホロと端の肉が崩れるくらいの感じが好き。
 あとはキュウリとハムのサラダ。ホウレン草の胡麻和え。かきたま汁。白ごはんがいいね。

 最後は私が作ったスープと焼肉。煮豚の残りも。肉はロースとハラミである。私はハラミが好きなのだが、焼くには油気があるといいな、でロースと共に焼いた。スープは春キャベツとベーコンとニンジンと玉ねぎ。味付けは塩コショウに隠し味程度のケチャップ。

 合間には友達の家に行ったり、フードコートで食べたり、子連れOKのカフェに行ったり、お肉屋さんの唐揚げや牛肉のたたきやらあるものを食べたりしました。でも、どれも美味しかったです。

 ヘッダーは朝ごはん。だいたいこんな感じであった。改めて見て思うのは、ソーセージを並べているのよね、母のは。そのときも並べてるな~と思ってはいたものの、ちゃんと並べるというその感覚が自分との違いだ。キュウリも少し皮を剥くとか。
 写真の御飯、作っているのは母だけれど盛り付けているのが大部分私なので私風だけれど、そこの部分に何かある気がする。

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