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フィヨルドとサーモンとサウナの旅4〜傾く世界遺産とお寿司〜

6月18日、ベルゲン。
トレッキングの翌日で疲れてるだろうと、この日はフリーにしておいた。
朝ごはんを食べにホテルのカフェテリアへ。
スタヴァンゲルもだったが、ホテルの朝食ビュッフェが豪華。自分でカットするパンも数種類あってどれも美味しいし、ジャムや、ヨーグルトに合わせるナッツやドライフルーツも豊富。サラダコーナーに焼き鮭があったりする。並べ方もかわいくて、毎朝うれしくなる。

朝食のあと、すぐとなりが世界遺産のブリッゲンなので、ブリッゲン散策へ。ブリッゲンは昔のハンザ同盟時代の倉庫街で、今はお土産やさんなどのショップやアトリエ、事務所などに使われている。

正面からだと三角屋根の絵本に出てきそうな見た目をしていて、路地に入ると少し入り組んでおり、密集している建物が面白い。

重い荷物を倉庫に入れるときに使ったと思われる釣り滑車?も。

びっくりしたのは、とにかくそれぞれの建物がかなり傾いていること。いまにも崩れるんじゃないかと心配になってしまう。それくらい傾いて歪んで、でもお互いが傾きつつ支え合ってバランスがとれているように見える。

傾きすぎて、無理やり閉めている門や

一階のショップががっつりナナメっているところも。(写真右側の建物と建物の間を見てもらうと分かるが、建物ごと左に傾き、一階は右に傾いている)

なんだかこの不安定さはとても惹かれるものがあった。だんだん、どれが正しい角度か分からなくなる感じ。
ブリッゲンの案内にも書かれていたが、傾いているのは経年劣化とかではなく、昔の建てられたときからの方法でいまも修繕されているからだそう。非常に時間がかかる建て方らしい。

説明図によると中も傾いている。
二軒工事が行われていて、日によっては工事の様子を観光客にも開放しているそうだ。私がいる間は工事は進んでいなかったので、外から見える程度だったけれど。

ブリッゲンをあとにして、ベルゲンの街をふらふら。ベルゲンはそんなに広くない港町で、山にも三角屋根のかわいい家がたくさん建っていて、いくらでも眺めていられるというか、家好きにはたまらない。

tingという北欧デザインのお店や、日本にまだ来ていないファストファッションのお店、魚市場を見たりした。

LAKSは、サーモン。サーモンとエビがとにかくたくさん並んでいて、市場全体がピンク色の印象。

お昼は、広場近くのカフェで、フィッシュスープとサンドイッチを注文。市場のスープと少し味が違い、こちらも美味しかった。

キッチンツールのお店には、カニやロブスターをカットするツールも販売されていた。展示がシュール。

スタヴァンゲルもベルゲンもだが、寿司屋が多い。店名もSushi ○○や、sabiなど、日本語の寿司にまつわるものをよく見かける。少し気になったので、夕飯に、評価高めのNamaという寿司のお店に行ってみることにした。

頼んだのは寿司の盛り合わせと、ソフトシェルクラブの天ぷら、タラの味噌漬け焼き。
お寿司盛り合わせは、エビやサーモンの握りのほかに、アボカドサーモンの巻き寿司にクリームチーズをのせたものや、マンゴーソースをあわせたサーモンの刺身、ホタテのわさびマヨ、マグロのわさび醤油。
結論、お寿司は日本の方が美味しかった…笑。新鮮なので魚は美味しいけれど、米は日本だなと実感。タラの味噌漬け焼きはなかなか美味しかった。日本の西京焼きにとても似ていた。

店内は寿司屋と思えない雰囲気。カウンターで気の良さそうなお兄さんがお寿司をにこにこ握っていた。

アイスクリームを買ってホテルへ。
明日はフェリーとフロム鉄道に乗ってソグネフィヨルドに行きます。

つづく

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