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フィヨルドとサーモンとサウナの旅1〜ドバイでコンググラッチュレーション!〜

7泊9日で、ノルウェー(スタヴァンゲル・ベルゲン)、フィンランド(ヘルシンキ)を旅行した。

ぼんやりとプロポーズをうけて、15分悩んでぼんやりした返事をしたわたしですが、「新婚旅行行くならどこがいい?」と聞かれて「フィヨルド!」と即答。

小学校か中学校の頃、地理の資料集でフィヨルドのことを知って、氷河で削られて地形ができるなんて!とわくわくしてずっと憧れていた。

「フィヨルド!」と即答し、夫のIくんから「美大っぽいね」と笑われて、美大関係ないぞと思ったりしたが、とにかくそうして、新婚旅行の行き先は即決したのである。

15日、深夜便。エミレーツ航空でドバイへ。ドバイでトランジットしてノルウェーのオスロへ向かう・・・はずだった・・。

ドバイに現地時間15日早朝について、次の便のゲートへ。飛行機が遅れているのか、まだたくさんの人が待っている。少し搭乗まで余裕あるね、なんて言いながら、トイレに行ったり美味しそうなヨーグルトを買ったりして待っていたが、もう飛んでもおかしくない時間になって、やっとなにかおかしいと気がつき、ゲートの受付へ。

すると、エミレーツの女性の方から「もうゲートクローズしたから入れないよ!カウンターに行って次の便に振り替えて」と言われ、愕然とした。

つまり、待っていると思っていた人たちはみんな別便を待っているひとたちで、搭乗はとっくに終わっていた。トランジット慣れしていなくて、掲示板を見ていなかった。(このあとの飛行機のときはめちゃくちゃ見るようになる)

落ち込みながらも、仕方ないのでエミレーツカウンターへ。乗るはずの飛行機に乗れなかった、という経緯を話すと、受付のお姉さんが画面をじっと睨んだあと、奥へ。奥から上司らしいひとがでてきて、泣きそうなわたしを見て、「大丈夫だよ!!」と笑顔で言う。

「ドバイに来たことはあるの?」

「いえ、、はじめてです」

「そうか!!コンググラッチュレーション!!」

は??え?

「今日はフリーデーだよ!無料でホテルに泊まれるよ!ドバイを楽しんでいって!」

つまり、オスロに向かう次の便は明日なのだ。それを知って呆然としたが、自分のミスでトランジットできなかった私たちにまで無料でホテルを提供してくれるエミレーツ航空、、、神様かよ!(ちなみに飛行機変更も無料でした・・)

「世界一のタワーとショッピングセンターもあるよ!噴水ショーもすごいよ!」と、イケメン上司ににこにこして言われて、だんだんと「もうドバイを楽しもう」という気分に。

カウンターで明日のチケットをもらい、気分を落ち着けるためにカールスバーグのバーでビールを飲む。まだ現地時間は朝の7時。

空港を出て、ホテルへ向かい、少し眠る。お昼に起きて、イケメン上司が語っていた世界最大のショッピングモールの「ドバイ・モール」へメトロで向かう。

ドバイモールはすごいひとだった。店内もだがフードコートが特にすごい。観光ぽいひとだけではないので調べてみると、ラマダン明けの祭日だった。

ラマダン明けだからか、みんな明るい顔をしていて、清楚できれいな格好をしている。そしてとにかく男性はイケメンが多い。顔立ちがはっきりしてるだけでみんなイケメンになれるのか。。

ラマダン(断食)は調べてみると、思っていたものと違う。日が出ている間は全く食べないし水も飲まないが、その我慢した分、日没後の夜ごはんはごちそうを食べるそうだ。食欲をがまんするので、買い物もたくさんするらしく、ラマダンセールというのもあるらしい。行った日はラマダン明けなのでもうセールはやっていなかった。ラマダン中の豪華な夜ごはんも見てみたいなぁ。

フードコートもかなり広く、一周して、ビリヤニを食べる。フードコートで期待していなかったけれど、かなり美味しかった。壺のような器に米を入れて、ナンみたいな生地で蓋をして蒸し上げるようだ。蓋代わりのナンもとても美味しかった。ちなみにドバイモールにはフライドチキンの店が多いが、どこも長蛇の列だった。みんなチキン好きなのか?それともラマダン明けはフライドチキン、みたいな風習があるのだろうか。

ドバイモールで水族館や滝、ブルジュハリファを背景にファウンテンショーを見るなどしていたら夜になった。少し散歩してお酒を飲めるお店を探したが、飲酒NGのイスラムなのであまりなく、迷い込んだ庭や小さなプールがかわいいホテル街を一周して、暑かったのでフルーツやジュースを買ってホテルへ。翌日のチェックアウトは早朝5時のため、22時にはベッドに入ったが、ラマダン明けのフェス?コンサートのようなものがとなりのホテルで始まり、朝4時までにぎやかで寝られなかった。不思議な日に来てしまったなと、寝つけず窓からとなりのホテルのプールサイドでライトが鮮やかに踊る様子を見ながら感じた。

翌日はオスロへ→つづく

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