命の種ーシュ
シュという言葉の響きには、
生命の種の意味があると思う
朱
シュ、あか、あけ
木の幹の部分に肥点を加えた形
朱は古代人にとって生の色、不死の色と考えられるものであった
さて、この朱の文字の発生は、木の幹にある肥点に大きく関わると推測する
カイガラムシ
コチニールカイガラムシやラックカイガラムシは赤色色素の原料になる。
つまり、木に寄生する害虫であるカイガラムシであるが
赤色の源であり、卵のようにみえる。
木が生んだように見えたのではないだろうか。
主
シュ、ひ、あるじ、つかさ、おもに
灯火の火主の形、燭台の形
火を灯すもの、つまり生命の火をつけるもの
母体にあたる
種
シュ、シュウ、たね、うえる、たぐい
珠
シュ、たま
声符は朱、朱にまるいものの意味がある
このようにシュという言葉には
生命の種やその宿木の意味があったのではないか
さらに
酒
シュ、さけ
酉は酒樽の形
おそらく腹の大きな妊婦を象徴
サンズイの水は、妊婦を清める意味合いがあったと推測する
つまり、安産祈願、豊穣への祈りも
シュに加えられた
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