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#072: とりあえず、感じたことをひとこと伝えておく。(澤円さんの「メタ思考」を読んで)

澤円さんの新著「メタ思考」を読んで、
とっても心が軽くなったところがあったので
ご紹介します。


響いたところを引用

いくつか、特に響いた箇所はあるのですが
今日はここを。

腹の立つ指摘をされたときなど気持ちが動揺していると、
怒りを表明した方がいいのか、もしかして自分がわがままなだけなのか、
正確に判断できない場合もあります。
そんなときは、少なくとも、「自分はなにを感じたか」を表明しておくのが
ひとつの手になります。
誤解されているようで、ショックです
ご指摘に少し動揺しています
そんなひとことを、とりあえず相手に伝えておく。

とりあえず、感じたことをひとこと伝えておく」ということ。


心にひっかかっていたことが、軽くなった

なぜここが響いたかというと、
過去に他者から言われたことで
特にショックだったことを、ふとしたときに思い出して
いまだに胸が痛むことがあるからです。
(比喩的な「胸が痛い」ではなくて、本当にズキズキ・チクチク傷むんです)

澤さんの著書では、
アンガーマネジメントの文脈で書かれていますが、
気持ちが動揺」という点においては共通すると思います。

以前、別の方に
「そういうことを言われた時は、
 『今のはどういう意味ですか?』と、意図を確認したらいいよ。
そしたら、相手が『そういうつもりじゃなかった』とか言ったり
意図を説明してくれたりするから」と
アドバイスされたこともありました。

でも、私にはそれはできませんでした。
ショックだったできごとはいくつかあるけれど、
その時はただ固まってしまって、
「どういう意味ですか?」とか
相手に言うことなんてできなかった。
ただ、その場が終わるのを待つだけでした。
(肉体的に危害が及んだとか、犯罪系の話ではないので心配無用です。
その会議とかセッションなどが終わるのを待つ感じ。パワハラでもなく。)

でも、今回澤さんの本を読んで
そういうショックなことがあったときでも、
「自分はなにを感じたか」「感じているか」くらいは
感知することはできそうだと思いました。
で、それをひとことだけ、伝える。

例に出ているのは
誤解されているようで、ショックです
ご指摘に少し動揺しています
ですね。

思い返してみると、私の場合だと
そんなことを言われるなんて、ただただ驚いています
そんなことを言われて、頭が真っ白です
今になって指摘されて、ショックです
とかかな。

そんな思いをしたくはないですが
もし、そんなことがあったとしたら、
 次は、とりあえず、感じたことをひとこと伝えておけばいいんだ

と思ったら、心が軽くなりました。

自分の身体と心の状態を「メタ認知」するってことですかね。

逆の立場で考えてみたら

この気づきをどう活かすか?と考えた時に
まず1つめは、
先ほどの「とりあえず、感じたことをひとこと伝えておく」
になります。

でも、意図せずに、逆の立場になっていることもあり得るわけで・・・。
相手に、そんなショックを与えることもあるかもしれません。
そういうときはどうしたらいいのでしょう?

相手の言葉だけを受け取らず、
表情とかボディランゲージを見たりして
感情を感じ取るよう意識することかなあと思います。

過去に受けたいくつかのコーチングのなかで
ショックなことを言われたこともあり、
ここは気になるんですよね。
今なら、セッションをする側の意図としては分からなくもないですが、
ググってみたら、キーワード候補で「コーチ 何様」とか出てくるから
それなりに「あるある」な出来事なのかもしれません。

本音のキャリアを生ききる
そのための1つの「羽ばたき」になりたいなと思っています。
そうであるなら、
少なくとも相手の方が怒りとかショック以外の感情でも
その人のタイミングで、伝えたければ、私に
「とりあえず、感じたことをひとこと伝えておく」ことができるような
在り方をしていたいなと思いました。

私自身が
「とりあえず、感じたことをひとこと伝えておく」ことも大切にします。

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
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