#130: あなたの話が伝わらない、3つの理由
前職で、管理職として
人事・組織開発チームのリーダーをしていたときや
現在、キャリアコーチ・「紙1枚」思考のトレーナーとして
多くの社会人のみなさんと関わる中で
こんな声を聞くことがありました。
私も、同じような悩みを
抱えていたことがあります。
どうして、相手に話が伝わらないのでしょうか?
私は、その理由は以下の3つであると
考えています。
あなたにも、当てはまるものがあるでしょうか?
・理由1:「考える方法」が分からない
「もっと考えなさい」「考え抜こう」
と言われても、
どう考えたらよいのかが分からないと、
これからも悩み続けることになってしまいます。
「考える」ということ自体は、日常的にやっていること。
だからこそ、「考える方法」があるなんて、
思いもしなかったかもしれません。
もしくは、
「考える方法」として
これまでにロジカルシンキングや
クリティカルシンキングを
学んだことがある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、それらを日常的に実務で使えているか?というと、
なかなか手が挙がらないのが現状だと思います。
・理由2:一度に色々伝えすぎる
実務経験を積み重ねていくと、
担当業務に関する知見が豊かになってきます。
豊かな知見があるからこそ、
大切なこと、相手に理解しておいていただきたいことが
次々に浮かんできます。
誰よりもその仕事に真剣に取り組み、考えてきた
私たちだからこそ
言えることがあります。
それらを相手にちゃんと分かってもらいたい。
できるだけたくさんのことを相手に持ち帰ってもらいたい。
そんな思いから、伝えることが増えていくのかもしれません。
でも、
「マジックナンバー5」という言葉があるように、
人が一度に理解できる量には限界があります。
例えば、「7つの習慣」という書籍を読んだことはあっても、
その7つ習慣を1つ1つ全部言える方は
少ないのではないでしょうか?
これまでに何百人ものビジネスパーソンと
お話をしたことがありますが、
7つ言える人には、1人しかお会いしたことがありません。
つまり、相手に話を分かってもらうには、
伝えることを「相手が受け取れる量」まで
絞り込むことが必要なのです。
そうすることで、
自分も情報が扱いやすく、覚えやすい
というメリットもあります。
・理由3:「自分が伝えたいこと」を伝えている
説明やプレゼン、提案をするのですから、
「自分が伝えるべきこと」「伝えたいこと」「大切だと思うこと」を
伝えるのが当たり前、と思うかもしれません。
それはそうですよね。
でもね、
しばしば、
「自分が伝えたいこと」と「相手が知りたいこと」はズレるのです。
相手自身の知りたいことが「分かった」と感じられて初めて、
相手は「分かった」と思ってくれます。
こう言ってしまうと当たり前のように聞こえるかもしれませんが、
あなたがせっかく色々と考えて、言葉を尽くして説明しても、
「相手が知りたいことではない」だけで
受け止めてもらえないのは、
非常にもったいないし、悔しいことだと思います。
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