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#050: 「なんでそんなことするの?」って人に、出くわしてしまったときは・・・

先週末のキャリコン向けの講座で学んだ話で、
それ以降もずっと頭の片隅にあることがあります。

職業選択行動学習の結果であって、
過去に起こった出来事と将来起こるかも知れない出来事とを
結びつけて解釈した結果である

クルンボルツ

言いかえると、
人が何かしらの行動を起こすとき、
とりうる行動としては、いくつか選択肢があります。
そして、それらの選択肢のうち、どの行動を選択するかは
過去の経験から学んだ価値観や知見に基づいて決めている。
ということになります。

私が特に心に残ったのは、
講座の中で講師の方が仰っていた
人が行動を起こさないのは、
どういう行動をすればよいのかをまだ学んでいないから。

ということ。

「なんでやらないんだ!」「できないんだ!」じゃなくて、
何をしたらいいのかわからないだけ。
だから、ダメな人、とかサボってるって
レッテルを貼らなくてもいいんです。

他の例で言うと、
「なんでそんなことするの?」って人に出くわしてしまった時は
きっとその人の中で過去の経験から
「それをすることが良い」と
(無意識の場合もあるでしょうけど)学んでいて、
その行動を(これまた無意識の場合もあるでしょうけど)選んでいる
可能性がある。

さらに、
「これまでこういう人生を歩んできたから、
今まで通りこうする」と
行動を選択することもできるし(「これまで」を背負ってゆく)、
「これまでこういう人生を歩んできたから、
これからはこうする」と
行動を選択することもできます(「これまで」を背負い投げる)。

私は、背負ってゆくのも、背負い投げするのも、
どちらも正しいと思います。
それが自己認識と一致しているかどうかが大切。

本音のキャリアを生ききる

私がサラリーマンを辞めたのは、
偶然の機会をきっかけに数年間真剣に取り組んできた結果として得た、
「人材・組織開発の専門家」「キャリアコンサルタント」という自己認識を
「背負ってゆく」とも言えるし、
「25年間新卒から働いてきた会社での女性管理職」という立場を
「背負い投げた」とも言えます。
どちらにせよ、自分の本音のキャリアを生ききるための選択。

あなたは「背負って」ゆきますか?
「背負い投げて」ゆきますか?

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
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