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深く聴いてくれる人。

嶋津さんが主催されている「教養のエチュード賞」。
昨日の夜、結果発表がありました。

私も応募していまして、発表を楽しみに待っていました。というのは正直に話してしまうと、ほんの少し期待していたからです。応募したからには、やっぱり賞をもらえたら嬉しいですよね。

でもそれ以上に、これも正直な気持ちなのですが、嶋津さんがどの作品を選ばれるんだろうということがとても楽しみでした。嶋津さんの文章をたくさん読み、考え方、着眼点、選ぶ言葉、表現力に惹かれ、すっかり嶋津さんファンになった私。そもそも素晴らしい作品がたくさん集まっている中で嶋津さんに選ばれる作品が、気になって仕方がありませんでした。

結果は…ぜひ上記のリンクを開いてみてください。受賞された方の作品は、本当に圧巻でした。

〝書かずにはいられない〟人の文章に惹かれるということです。

嶋津さんがこう表現されている通り、書かずにはいられずに書いた文章なのだと伝わってきました。「今日は書けない」なんてうじうじ悩んでいる自分が恥ずかしくなるほどに、何かに突き動かされるように、エネルギッシュで。

すごいな…なんて陳腐な感想にもほどがありますが、心の底からすごいなと思いました。こんな文章が書けるなんてうらやましい。いつか私も書かずにはいられない衝動にかられてみたい。そう思いました。

嶋津さんは教養のエチュード賞の応募作品一つひとつに10回以上目を通しているそうです。そして「1000文字の手紙」と題して、応募者一人ひとりに、順番に手紙を出していらっしゃいます。

169作品。10回以上読む。一人ひとりに1000文字の手紙を書く。

冷静に考えると、いったいどれほどの時間と労力がかかるんだろうと思います。自分の文章を真剣に書き上げることも大変ですが、真剣な作品を、真剣に読むことがどれだけ大変か。

そんな中、

読めば読むほど、そこに書かれたことばが磨かれてゆき、それはやがてひかりはじめます。そして、ある瞬間に、書かれていない「何か」が浮き上がってくるのです。ぼくはその「ことばではないもの」と対話をはじめます。それはきっと、書き手の声なのだと思います。

こうやって読んでもらえたんだな…と思うだけで、心の底から嬉しくなります。

書かれている言葉に、書かれていない想いに、書き手の声に、真剣に耳を傾けて読んでくれる嶋津さんだからこそ、熱のある作品がたくさん集まってくるんだろうなと思いました。

実は「ダイアログ・ジャーニー」というプランで、これまで2回ほど嶋津さんとzoomでお話させていただく機会がありました。1回目は少し緊張していましたが、1回目も2回目も、驚くほど楽しくて。お話し終わった後は、身体中にエネルギーがあふれてきて、元気になるのです。

それは嶋津さんが「聴く人」だからだと思いました。本当に深く聴いてくださる。「聴き上手」なんて言葉では足りなくて。なんだろう、私が見ている絵を一緒に見てくれているんですよね。実際には同じ絵を見ているわけじゃないからずれてもおかしくないのに、まったくずれない。それがとても居心地がよくて。

今、ちょうど読んでいる本があります。その本には、人の話を聞くということがいかに難しく、そしていかに大切かが書かれていました。人の話を聞いているようで実は自分が次に言うことを考えているとか。投げたボールが返ってこない、もしくは一方的にボールを投げつけられてしまうとか。そんなコミュニケーションが意外にも多い中で(私もそういうコミュニケーションをしてしまっているであろう中で)、「聴いてもらえる」ということがどんなにありがたくて貴重なことなのかと、改めて感じました。
またお話しできる時間がとても楽しみです。


嶋津さんがとんでもなくすばらしい人だよということを知らせたいのと、嶋津さんに感謝の気持ちを伝えたいということ、どちらの気持ちもありながら書いたら、いったい誰に向けて書いているんだろうとちょっと中途半端な形になってしまいました。。
でも、伝えたかったことが書けてよかったです。あ!これが書かずにはいられなかった、というやつかな。ちがうかな。


教養のエチュード賞。
とても素敵なコンテストの開催をありがとうございました。




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